お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

タクシー料金改定初日 『値下げ』強調の報道、実際はどうだったのか?

森本毅郎 スタンバイ!

ロゴ(小)東京のタクシーの初乗り運賃が、昨日、1月30日から変わりました。これまでの2キロ・730円から1・052キロ・410円に。報道ではこの部分がかなり強調されて伝わっていますが、これで利用者に変化は見られたのか?そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日1月31日(火)は、レポーター近堂かおりが『タクシー料金改定初日 『値下げ』強調の報道、実際はどうだったのか?』をテーマに取材しました!

現場にアタック(近堂かおり)

「現場にアタック」リポーターの近堂かおり

まずは、東京のタクシードライバーに、料金改定初日はどうだったか伺ってみました。

★新料金になったけど・・・

●「いや、あんまり変わんないですね。初乗りのお客さんは多少乗っけたんですけど、普段よりはそれほど…ないですね。」
●「あんまり変わらないと思うんですけど。予想は結構変わるかなと思ったんですけど。」
●「やっぱり売上はちょっと落ちてますね、単価が下がっている分。私が以前ニュースで見た実証実験の時は、安くなっているので利用回数を増やそうという声が結構あったと思うんですけど、ちょっと違うような気がしますね。」

”初乗りの値下げ”でタクシーの『ちょい乗り』が増えるのではと、言われていましたが、改定初日のきのうは、利用回数・人数は、前とあまり変わらないという方が多かった。ただ、これ、改定初日で、まだ十分に知られていないだけなのか?逆に、もしかすると利用者が、その運賃改定そのものを熟知しているからでは?

別のドライバーさんに、実際、タクシーの利用状況、実態はどうなっているのか聞きました。

★初乗りって、そんなにいないのよ・・・。

●「2キロまでは実質、値下げ。そこから5キロぐらいまではそんな変わらないです。それ以降は値上げなので。今までのデータを見ると一日30~40件、お客様を乗せて、そのうち3分の1ぐらいが2キロぐらい。それ以降だと、一般的に長距離。」

実際、利用している多くの人は、値上げになる可能性があるってことですか??(3分の2が、中・長距離ですもんね!)ドライバーさんによって、客層の割合は変わると思いますが、少なくとも、このドライバーさんのタクシーの場合はそうなりそうです。

また、べつのドライバーさんからは、こんな話も伺えました。

●「長距離になるとメーターが前よりポンポンと前より上がるので、そんなにドライバーとしてはシビアじゃないかなという気はしました。どうしても街乗りだと低速になった時に前より短い秒数で上がるので、乗る方は、距離以外に秒数で動くというのを知らないと『安く乗ったつもりが高くなっちゃった』と言うかもしれないなと思いましたね。だからうちでは『410円は初乗りです』とアナウンスはするようにはしているんですけど…。」

”初乗り値下げ”が報道などでも強調されていますからね。いままでと、値段が変わったな、ちょっと高いかな?と思うことも増えるかもしれません。

★私も新料金、試してみました!!

そこで、実際に私も、港区の青山墓地から新橋まで、タクシーに乗ってみました。

●「ありがとうございました。2010円になります。(以前と比べてどうですか?)前なら1800円ぐらいが、いまは2010円。ちょっと高いんじゃないかな?今日は、前のお客さんも、お台場から新宿まで行ったけど、やっぱり数百円高かったんですよね。だから、あんまり値下げって感じないだろから、『安くなったんじゃないの?』って怒られないかな、と思いますよね。」

距離だけだとここまで差が出ませんが、時間も含めて、こんな結果。報道がちょっと「値下げ」を強調しすぎて、ミスリードするのではという心配がありました。

ちなみに、新料金初日を迎えるに当たって、とても忙しかった人がいます。

★新料金になると、大忙しなんです!!

それは、タクシーの料金メーターのメーカーとその取り付け業者のみなさん。

タクシーの運賃体系が変わるので、運賃のメーターの中のプログラムを新しく書き換えなければ営業できない。法人タクシーの場合は、会社の人が面倒な書類申請からプログラムの更新までやってくれるからトライバーは何もしなくていいのですが、個人タクシーの場合、自分の車に搭載しているメーターを作っているメーカーのところにドライバーが自分で出向いて、更新してもらわなければいけなかったそうです。その際、交換費用として2万円ほど支払うことになっている。

業界挙げての料金改定ではありますが、個人タクシーのドライバーの中には負担に感じている人もいるようです。

最後に、その新しくなった料金メーターのプログラムを更新する業者にお話を伺いました。
ミナト矢崎サービスの太田景介さんのお話です。

太田景介さん
「30日の出庫から410円が認められているので、仕事を29日にしないのであれば、料金改定してしまってもいいんですけど、ほとんどのタクシーは毎日動いているものですので、一夜でうちのメーターを積んでいるタクシーさんのプログラムを書き換えることになるのが、ほとんどだと思います。タクシーが深夜に帰ってきてそこでプログラムを交換、それでまた朝方出ていく…みたいなかたちです。だいたい30日の、日付変わって午前2時ぐらいから、きょうは動いています。これは大変です。ずっと大変でした。」

動き出したばかりの”新料金”。この先、どうなって行くのでしょうか???