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【予報士が解説】エルニーニョとかラニーニャって何のことか知ってましたか?

ジェーン・スー 生活は踊る

12月になると「今冬は寒い?雪は?」など色々と気になりますが、冬の天候を大きく左右するのが「エルニーニョ」「ラニーニャ」。聞いたことはあるけど実は意味がよくわかってない…という方のために、番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんが解説してくれました。

エルニーニョって何?
とは、もともとはペルーの漁師たちが、毎年クリスマス頃に海水温が高くなる現象をこう呼んでおり、スペイン語で「神の子、キリスト」の意。ところが、この時期だけではなく、一年じゅう海水温が高い年があることがわかり、南米沖や太平洋の東部赤道域の海水温が上がることをエルニーニョ現象と呼ぶようになりました。1~2年間つづくこともあります。
エルニーニョ現象が起こると、太平洋の西側の海水温が下がったり、大気の流れが変わったりします。そうすると、いつもと違う所に雨雲がたくさんできたり、高気圧ができたり、寒気の流れ込む場所が変わったりして、世界各地でいつもと違う天候になりやすいんです。

ラニーニャとは?
一方で、太平洋の東側の海水温が低くなる年があることも分かりました。このことを、海水温が上がるエルニーニョ(男の子)と反対、つまりスペイン語の女の子の意味の「ラニーニャ」と呼ぶことに。こちらも世界各地の大気の流れが変わるんです。

どちらが起こるかで一年の天気が変わる?
エルニーニョ現象の年は、日本では「夏は不順、冬は暖冬」の傾向があり
ラニーニャ現象の年は「夏は猛暑、冬は寒くなる」傾向があります。ただ、あくまで傾向。これだけで天候は決まりません。たとえばエルニーニョが冬に起こった年、関東など東日本では、暖冬になった率が62%、平年並みの冬が15%、寒い冬が23%。たしかに、暖冬が6割を超えていますが、暖冬にならない年も4割くらいあるんです。ただし、今年はラニーニャ現象が冬にかけて続く見通しで、寒気が来やすくなる可能性も。

今シーズンの「平年並み」予報にはカラクリが
今冬は、12月の気温が「平年並み」の予報。だけど、これ、要注意なんです。寒かった11月末に寒気が放出されたので、現在寒気は弾切れ状態。だから、12月前半は暖かくなりそう……ところが、その間に北極圏でたまった寒気が12月後半にきて寒くなりそうな気配が…つまり前半の暖かさと後半の寒さを合わせて、平年並みになっているだけなんです。また、今年のように雪が早かった年はお正月頃に寒気が来ることも。12月はじめに雪が積もった2002年は、年が明けて3が日とも東京都心で雪。今年も、12月後半から来る寒気が年明けまで影響…そういう可能性もあります。

ひとまず、寒いと億劫になるので、大掃除は12月前半にしておいた方が良いでしょう。
ゲレンデに行く場合は、12月前半よりは後半のほうが、よりフカフカの雪が楽しめるはずです!
生活は踊る20161201