堀井美香アナが東京の名建築を訪れ、紹介していくシリーズ5回目。今回紹介したのはJR御茶ノ水駅・聖橋口から徒歩1分の「ニコライ堂」。
- 正式名称「東京復活大聖堂」。「日本ハリストス正教会」と呼ばれるキリスト教系の教会。建てたロシア人の修道司祭ニコライ・カサートキンの名を取って「ニコライ堂」と呼ばれる。
- 明治24年完成。大正12年の関東大震災でドームが崩壊、昭和4年に今の形のドームが建て直される。
- 設計は、建物探訪でも訪れた「旧岩崎邸」を始め、「旧古河庭園」や「鹿鳴館」などを手がけた名建築家ジョサイア・コンド。
- ロシア正教会の伝統を継承しているため、普通のキリスト教の教会とは異なる点がある。
→建築様式はビザンチン式。壁が厚く窓が小さい。
→立って礼拝するため長椅子がない。
→「八端十字」と言われる十字架がある。普通の十字架に、横棒が2本加わった独特の形。
→普通は十字架や彫刻に祈りを捧げるが、ここでは絵をイコンとしているため、絵が多く飾ってある。この絵に向かって祈りを捧げる。
→賛美歌は楽器を使わずアカペラのみで歌われる。
- クリスマスイブの24日夕方6時から「徹夜祷」というお祈りがあり、賛美歌が生で聴ける。信徒以外の人も入場可能ということなので、クリスマスのお出かけにいかがでしょうか?
◆ニコライ堂
見学の際はマナーを守りましょう。