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ディスコブームのきっかけ。『ザ・ハッスル』のスゴい影響力

ジェーン・スー 生活は踊る

ディスコの超定番、ヴァン・マッコイの『The Hustle』。海外はもちろん、日本でも筒美京平さんをはじめ、多くのアーティストの楽曲に影響を与えています。「ジェーン・スー 生活は踊る」のコーナーでも使われているこの曲の影響を音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが解説しました。

生活は踊る170106

【高橋芳朗】
新年一発目の特集は、本日1月6日がヴァン・マッコイの誕生日ということで、彼の代表曲にして当番組のラジオショッピングのテーマ曲、『The Hustle』の特集です。もう皆さんよくご存知だとは思いますが改めて聴いていただきましょうか。ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニーの1975年の大ヒット曲、『The Hustle』です。

M1 The Hustle / Van McCoy & The Soul City Symphony


【高橋芳朗】
『The Hustle』は70年代中盤以降世界規模で盛り上がるディスコブームの起点になった曲ですね。海外のポップミュージックはもちろんのこと、日本の歌謡曲にも絶大な影響を及ぼしています。その最たる例といえるのが、筒美京平さんが手掛けた一連のディスコ歌謡。ここではその代表的な作品として、岩崎宏美さんの1975年のヒット曲『センチメンタル』を紹介したいと思います。『The Hustle』の直接的な影響を受けているという意味では曲の一部を引用した『ロマンス』(1975年。『センチメンタル』の前のシングル)を紹介すべきなのかもしれませんが、曲の全体像としては『センチメンタル』のほうがより『The Hustle』感が強いということで。AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』(2013年)は、きっとこのあたりの曲をモチーフにしているんでしょうね。

M2 センチメンタル / 岩崎宏美


【高橋芳朗】
『The Hustle』の影響は90年代のJ-POPからも聴き取ることができます。その代表例として、今度はDREAM COMES TRUEの吉田美和さんが浦嶋りんさんと組んだ女性デュオ、FUNK THE PEANUTSが1996年にリリースした『太陽にくちづけを!』を聴いていただきましょう。ここでは『The Hustle』のあの有名なリフを全編で引用しています。

M3 太陽にくちづけを! / FUNK THE PEANUTS


【高橋芳朗】
続いてはいわゆる「ハッスル物」、「ハッスルソング」を聴いていただきたいと思います。「ハッスル」というのはもともとディスコで流行していたダンスステップのことで、当時はそれにあやかってタイトルに「ハッスル」がつく曲がたくさんつくられているんです。そんな「ハッスルソング」を日米1曲ずつ紹介しましょう。まずは日本編から。『ひらけ!ポンキッキ』の挿入歌だった『ハッスルばあちゃん』(1976年)も捨てがたいところなんですけど、今回はシェリーさんの1976年のシングル『恋のハッスル・ジェット』を選びました。これは筒美京平さんがプロデュースしたDr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスの『ハッスル・ジェット』(1976年)に歌詞をつけたもので、世間的には浅野ゆうこさんが歌うバージョンのほうが有名かもしれませんね。

M4 恋のハッスル・ジェット / シェリー


【高橋芳朗】
最後は「ハッスルソング」のアメリカ編として、ニューヨークの老舗ファンクバンド、ファットバック・バンドの1975年の作品『Spanish Hustle』を。いまもなおクラブシーンで人気の高い曲です。

M5 Spanish Hustle / The Fatback Band


【高橋芳朗】
そのほかにもサルソウル・オーケストラの『Salsoul Hustle』(1975年)やシルヴァー・コンヴェンションの『San Francisco Hustle』(1976年)など、「ハッスルソング」はたくさんあるので興味のある方はぜひ聴いてみてください。

高橋芳朗のミュージックプレゼント 「The Hustle』」特集http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170106112030

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

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当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア(稀にかかる邦楽はディレクター選曲)。最新1週間のリストは以下です。

1/2(月)

(11:08)Lovely Day / Bill Withers
(11:46) It’s The Falling in Love / Dee Dee Bridgewater
(12:22) I Found Love / Deniece Williams

1/3(火)

(11:08) Brother, Brother / Carole King
(11:46) Put a Little Love in Your Heart / The Isley Brothers
(12:22) Girls Can’t Do What The Guys Do / Dusty Springfield
(12:51) Let Me Be The One / Carpenters

1/4(水)

(11:03) Going to a Go-Go / Smokey Robinson & The Miracles
(11:17) Nowhere to Run / Martha & The Vandellas
(11:46) Ain’t That Peculiar / Marvin Gaye
(12:21) Back in My Arms Again / The Supremes
(12:50) My Baby / The Temptations

1/5(木)

(11:03) You Are The Sunshine of My Life / The Singers Unlimited
(11:15) Got to Get You Into My Life / The Third Wave
(12:20) It’s Not Unusual / The Anita Kerr Singers
(12:24) Alone Again / Ray Conniff & The Singers
(12:50) Never Can Say Goodbye / The Sandpipers

1/6(金)

(11:02) Do Me / Teddy Pendergrass
(11:43) And The Beat Goes On / The Whispers
(12:20) I’ve Got Just What You Need / Cheryl Lynn
(12:49) Just a Feeling / Stanley Clarke