TBSラジオで2000年10月~2006年7月まで金曜深夜に放送され、熱狂的な支持を受けた伝説の番組「極楽とんぼの吠え魂」。
約10年ぶりに、加藤浩次、山本圭壱の2人が揃って生放送。
番組冒頭、加藤さんのコメントが紹介された。
10年7ヶ月ぶりの放送。山本さんがスタジオ入りしたのは夜11時前。久しぶりのTBSのため、以前のシステムとは入り方が変わっていて、パスをもらってからの入り方がわからなかったことを明かした。しかし、入ってからスタジオまでの道のりは、足が覚えていたという。
加藤:山本さんは最終回にいなかった。だから今回2人で(本当の)最終回をやらせてもらう。最終回にリスナーから届いた2万通のメール、読んだでしょ?
山本:俺は本当にビックリしたんだ。やっぱりもう、とにかく、少しずつお返ししていけたらなという気持ちです。この声が枯れるまで、しゃべり続けてやろうという気持ちが増してきましたね。
加藤:放送が決まってから、何しゃべろうかなぁ、どういうテンションでいこうかなぁというのを考えてた。当時は37歳、山本さんは38歳。(リスナーは)そのときの吠え魂の感じを望んでるのかな?でも10年経つとずいぶん変わる。長女が高校いくわけよ。10年ってそれだけの長さがあるし。これは当時のテンションのままというわけにもいかねぇなという気もしてるの。
山本:今日放送が始まって30分経ったけど、正直、なんていうのかな、どうしていいかわかんない。自分の中でも。そういうのが非常にありますよ。
加藤:(山本さんは)茶を濁す癖がついてるよな、この10年間で。「私みたいなものが…」といえば済むって。吉本興業にも戻していただいて、地上波のラジオでやらせてもらってる。当然反省はしてきたと思う。じゃぁ何をやるんだといったら、山本圭壱が炸裂することしかないと思ってる。一生背負っていかないといけないけど。でも10年間いろいろ辛い思いをしながらやってきて、やっと戻してもらえたんだよ。やるとしたら、炸裂することだと思うんだよね。ここからは、やって恩返しするしかないと思うんだよね。吠え魂からは、いいたいことを言っていっていいんじゃないかなと思う。
などと語った。
リスナーからは、山本さんが自腹で買う映画パンフレットをねだるメールが届いたり、「DJヤマトの954」など、10年前と同様のコーナーが展開されている他、ココリコの遠藤章造さんもスタジオに駆けつけた。
エンディングでは、リスナーへの感謝の言葉が。
山本:こういう形にはなりましたが、吠え魂をしゃべらせていただけるというのは、武闘派のリスナー、いろいろな「ラジオを聴いていました」という方々がずっと10年7ヶ月、ずっとコツコツいってくださっていたのはありがたい話なんです。照れくさい部分もありまして、街中で「吠え魂聴いてます」って言われても、ついつい「どうもありがとう」みたいな、無愛想になる瞬間があったりはしたんですけど、今、ようやくこの2年くらいですかね、そうやって言われると、こみ上げてくるものがありました。
さらに言葉は続く。
山本:どういう形でまた、ラジオができるかとか、いろんなことがまだわかりませんが、加藤と2人で吠え魂をやらせてもらったことは、TBSラジオ、リスナーの方々のおかげ。またいつか会える日を楽しみにしております。本当にありがとうございました。
加藤:これで次に進めます、僕ら。最終回をやらせてもらったということで。10年間、あいだが空きましたけど。次の極楽とんぼ、どういう形でみなさんに笑っていただけるかわかりませんし、どこまでできるかわかりませんけど、ここから頑張っていきたいと思います。
※10年前の最後の放送時、リスナーから手渡された横断幕をバックに
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