毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】
今週はゲストに女優の樹里咲穂さんをお迎えして、
アベ・プレヴォの『マノン・レスコー』(前篇)をお届けしました。
キラキラと明るく、飾らない純粋さがとても素敵な樹里さん。
声の安定感や人を惹きつける魅力、女性としても格好良い…!
まさに“スター”だなぁと一目見て分かります。
今回は私も台詞を一言いただき、同じブースの中で収録を聴かせてもらうことに!
お二人の気さくな笑顔に緊張していた心も自然とほぐれ、
とても幸せな時間を経験させていただきました。
ブース内はとても神聖な場のようで、驚くほど空気が違うんです。
ピンと張った“氣”が凝縮されて集まっているような、
だけど程よく温かい空気も流れていて、そのバランスがとても心地良い。
シンとした空気の中で樹里さんと朋子さんに挟まれて、
マイクにノイズが入ったらどうしよう。お腹が鳴ったらどうしよう…という不安が頭をよぎりましたが、
そんな思いも一瞬で吹き飛ぶほどのお二人の安定感、
空気に直接包まれて物語に聴き入ってしまいました。
人を騙して生きていく女のこわさ、
愛する女性に騙されることにどこか幸せを感じる男の従順さ。
うーん、盲目になるほどの恋って恐ろしいかも…!?
来週も樹里咲穂さんをゲストにお迎えして、『マノン・レスコー』(後篇)をお届けします。
マノンに騙され続けたグリューの運命は如何に…?
来週もお楽しみに♪
by 永瀬千裕