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プロ野球キャンプリポート~沖縄・巨人~TBSアナウンサー品田亮太「侍バッテリー出陣!!活躍を夢見る育成選手」

エキサイトベースボール&TBSラジオスポーツ

2月22日 プロ野球キャンプリポート

気温23度、雲に覆われた鼠色の空の下、
巨人と楽天の練習試合を取材してきました。

20170222g-camp

沖縄セルラースタジアムは
朝9時頃から続々とファンが集まり、スタンドを埋め尽くしていました。

セルラースタジアムのマウンドは固く
WBCを想定した実践をするには絶好の球場。

巨人の菅野が練習試合に登板し、3回1安打無失点の好投。
今年初実践だった菅野は、
思い描いた通り」だと、自身の調整の順調さを振り返りました。

球数制限のあるWBCを想定した「打たせて取る」ピッチング。
特に意識して投げているように感じられたのは、チェンジアップワンシームでした。

ストレート待ちの打者に対して
初球チェンジアップを投げ、タイミングを外させ、
ランナーを背負った際には、手元で変化するワンシームで引っ掛けさせる。
打者9人に対して球数は33球打たれた安打はわずか1本

クレバーな、そしてこれまでやってきたことを確かめるような投球でした。
また、「WBCではできないから」という理由で
イニング間にもキャッチボールを行わず、
限られた時間の中で少しでもWBCの環境に順応できるようにという
意思が感じられました。

「まだ万全ではない」と話しながらも、
問いかけに対しては「思い描いた通り」「順調だ」と話す菅野。
打ち取るために使用したチェンジアップの球速は137キロ前後
これから調整を重ね、より直球との球速差を出すことができれば、
世界中の強打者たちが集まるWBCでも、
堂々たるピッチングを披露してくれるはず。
WBC公式球への対応についても
「慣れたというレベルではない」と話すなど、不安要素はありません。

バッテリーを組んだ小林
まだまだ上がってくると思うけど
これまでやってきたことが試合の中で打者に試せてよかった。
チームのために、世界一のために貢献できるようにしたい」と、
調整の順調さを口にします。

菅野・小林のバッテリーは侍JAPAN合宿の行われる宮崎県へと出発しました。

そして練習試合を終え、
セルラースタジアムから10分ほど歩いたサブグラウンドに向かうと、
大きな掛け声が聞こえてきます。

声の主は、背番号005。
田中貴也選手。21日に1軍キャンプに合流した、育成選手の捕手。
育成捕手の1軍キャンプ入りは、球団史上初めてのこと。

正捕手を目指す宇佐美と共に、
村田コーチの下で特別練習に取り組んでいました。
どんなに疲れても、笑顔と掛け声を絶やさない田中に、
練習が終わるとファンから拍手が注がれます。

育成入団して3年目、これまでは2軍、3軍の生活を続けていた田中。
3軍の生活は、帯同スタッフもあまりおらず、
全て自分たちでこなしていたそうです。

泥で汚れたユニフォーム、膝に手を当てて肩で息をしながらも
「これだけ多くのファンに声援を送ってもらえて、本当に幸せ」と
笑顔で話している姿が印象的でした。

練習が終われば、1軍のピッチャーたちの動画を見ながら勉強の時間。
「これまで1軍のピッチャーたちの球を受けたことがないので、
勉強は欠かせない」ということです。

元気があって、2軍からは推薦するとしたら
田中だと聞いている。だから呼んだ」と高橋監督が言うように、
小林不在の巨人にとって、活気のある田中は若手有望株。

支配下登録へ、そして開幕一軍へ。

キャンプは終盤ですが、田中の挑戦はこれから始まります。


 

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