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放送中

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3月12日(日)「乙女たち大興奮!少女雑誌りぼんのふろく展」(にち10おでかけリサーチ)

安住紳一郎の日曜天国

TBSラジオキャスターの楠葉絵美です。

楠葉絵美
TBSラジオキャスター。アニメ、マンガ、ゲームが大好き!

放送を聴いてから出かけても間に合う!オススメのスポットから生中継している「にち10 おでかけリサーチ」

▲「米沢嘉博記念図書館」外側は今工事中。中に入るとふろくがいっぱい!

▲「米沢嘉博記念図書館」外側は今工事中。中に入るとふろくがいっぱい!

3月12日(日)の放送ではりぼんのふろく展をご紹介しました。りぼんというのは少女漫画誌の「りぼん」です。その雑誌に付いていた付録が会期を4回に分けて1000点以上、展示されるんです。(今現在は約300点が展示されています。)場所は御茶ノ水駅から歩いて10分ほどの「明治大学 米沢嘉博記念図書館」です。少女たちの心を鷲掴みにしてきた「りぼん」ですが、歴代の編集長はみなさん男性なんです。集英社・現りぼん編集長の冨重実也さんです。

▲冨重さんと。

▲冨重さんと。

懐かしい付録に囲まれているだけで幸せ過ぎる!展示室の壁には訪れた人の感想一言メモが貼ってあって「懐かし過ぎて泣ける」「何時間でも居られる空間」「シールやノート、勿体無くて使えなかったー」「どうして付録を捨ててしまったんだろう」などたくさんの想いが溢れていました。付録の展示はりぼん創刊当時の1955年から(りぼん創刊前の戦前の付録展示もありました。)ショーケースに並んでいます。他の漫画誌 少年ジャンプが1968年創刊、少年サンデーやマガジンも1959年創刊なので、りぼんってかなり古いんですね。そして創刊号から付録が付いていたんです。最初の付録は別冊の漫画本でした。(ちなみに創刊当時の値段は100円くらいでした。)

▲創刊当時の1955年から年代順に並んでいます。

▲創刊当時の1955年から年代順に並んでいます。

創刊から今までに1度も付録を欠かしたことがないそうです。付録以外にも当時の雑誌も展示されていて時代を感じます。表紙が今のように漫画のキャラクターではなく、アイドルやモデルさんなんです。つまり実写、人間なんです。驚きです。70年代から徐々にキャラクター物が増えていき、一条ゆかり先生やさくらももこ先生も登場。私個人としては80年代90年代がどんぴしゃで、池野恋先生、岡田あーみん先生、水沢めぐみ先生、矢沢あい先生、吉住渉先生、、、興奮が止まりません。付録の形もレターセットやシール、ノートに下敷き、手帳にトランプが多くなります。

▲懐かしい付録たち。史上最高部数の記録を持つ1994年2月号も。

▲懐かしい付録たち。史上最高部数の記録を持つ1994年2月号も。

同じ時代の雑誌「なかよし」を抜いて№1少女漫画誌になったのが80年代。そして1994年2月、255万部という史上最高発行部数として今も破られていない記録を作り出します。女性なら誰でも何かしらの少女漫画誌に夢中になったかと思います。「姫ちゃんのりぼんが大好きでした!」と話すと冨重さんに「大体の年齢がわかりました。」と笑って言われました。りぼん編集部の方の特技だそうです。確かに、3つほど歳が違うだけで好きな作品が違うんですよね。冨重さんいわく「人生の中のある一時だけ夢中になる特殊な雑誌」だそうです。りぼんは3年くらいで卒業していく雑誌。大人になっても読んでいる人はほとんどいない。そこが少年誌との違いですよね。(少年ジャンプを支えているのは20代以上だそうです。)

▲家のお道具箱にあったMY付録!レターセットは新品未開封、ノートは使っていない。ナイス自分!(と、りぼん仕様の痛ネイル)

▲家のお道具箱にあったMY付録!レターセットは新品未開封、ノートは使っていない。ナイス自分!(と、りぼん仕様の痛ネイル)

りぼんを読んでいるのは今も昔も平均年齢11歳。小学生の頃、男子がキン肉マンごっこに夢中になっている間、女子は漫画の中の王子様のようなキャラクターに恋をする。そりゃクラスの男子が幼く見えます。中学生になると男子がカッコよく成長し、現実の恋をする。その時にりぼんを卒業するんですって。うまく卒業出来なかった私は少女漫画から少年漫画へキレイに移行し今もどっぷり浸っています。幸せです。

▲2000年代の付録。ポーチなど、より実用的なものに。

▲2000年代の付録。ポーチなど、より実用的なものに。

冨重さんはりぼんに初めて配属された時、最初は少女漫画の顔が全部同じに見えたそうです。でも同時にこんなにトキメキに溢れた雑誌があるんだと驚いて、その初恋のトキメキを大事にするため当時長年付き合っていた彼女と別れたそうです。ストイックですね。
付録は2001年になって大きく変わります。雑誌の規制が変わってプラスチックや布製品を一緒に付けても良いことになったんです。ポーチやバッグなどより実用的になり、漫画のキャラクターも昔の付録ほど大きくプリントされていないんです。ちなみに最新号のりぼんの付録はお財布です。

▲(左)付録の折りたためるバッグ、(右)りぼん最新号

▲(左)付録の折りたためるバッグ、(右)りぼん最新号

昔は付録を詰める作業も全て手作業だったそうです。それを聞くとジーンとします。今も昔も少女たちのキュンが詰まった世界、男性は知らなかった世界かもしれませんが、1度覗いてみる良い機会ですよ。