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東京の開花が早かったのは靖国神社の桜が先走ったから説

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。
今回のテーマは、「桜の開花にまつわるうんちく

東京の桜の開花は3月25日を予想していましたが、思いのほか、東京の桜が早く咲いてしまいました。。。
東京の開花の基準になっている靖国神社の桜の木(標本木)ですが、5〜6輪咲けば開花発表をします。この桜、開花が他より早いと一部で言われています。今日時点で、この桜以外はあまり咲いてないんですよね。靖国神社の標本木が早く咲く一因は、木の老化。桜の木は若いと、シャキッと同じようなタイミングでいっせいに咲くのですが、木の老化が進むと気ままな花が増えてくるのか、花がバラバラに咲きやすくなるんですよね。また、暖冬の年は、桜の開花にばらつきが出やすいんです。これらが原因で、今回は5輪だけ先走って開花してしまったのでは?
ただ、見頃はまだ先です。このさき気温があまり上がらず、4月1日・2日の週末頃からようやく見頃に。以前からお伝えしている4月5日(水)も、まだ見頃という見解は変わりません!

ところで、みなさんは21日(火)の開花発表のニュースは見ました?
気象庁の職員が実際に桜の下まで行って、確認していますよね。
これ、職員の方々はカメラを意識している!?と思ってしまうほど、近年バージョンアップしているんです。昔は無言で確認して気象台へ戻ってから「開花」と発表していたのですが、2005年前後からは桜の咲いている数を数えた後、報道陣の前で携帯電話を取り出して「開花を確認しました」と気象台へ電話をするように!
さらに、昨年は桜を観測する職員の方がスーツの下に桜色のベストを着ていて、今年にいたっては大きな桜色の傘を観測時に使用!取材して聞いてみたら「たまたまです」ということでしたが、たまたまにしては目立ってますよ!来年はどんな演出になるのか、ひそかに楽しみにしています。

東京の標本木が靖国神社になったのは、1966年から。それまでは、東京の気象台の敷地内の桜で観測していましたが、気象台が移転するのにともない観測の桜を探しました。それまで観測していた桜と似たタイミングで咲く桜で、かつ、長く同じ場所で観測を続けられるという理由で、靖国神社になったそうです。都内の桜を調査して、東京都心の名所の桜の開花日を平均すると、靖国神社の桜くらいだったという話もあります。

靖国神社の標本木ですが、いたずらされたりして観測が継続できないと困るので、ひとむかし前はどの木が標本木か特定されないようにしていたんです。テレビで放送する際も、桜の背景に建物を映さないようにするなど徹底されていました。それが、数年前から「こちらが標本木です」と立て札が立つように。

一方で、埼玉県の桜の標本木は、どの木か分からないようになっています。
埼玉の桜は、気象台のある熊谷市で観測。荒川沿いの熊谷桜堤に並ぶ500本ほどの桜の1本が、開花の観測基準となっています。
それ以外の県では桜の標本木は、神奈川=横浜の気象台、茨城=水戸の旧県庁前、栃木=宇都宮の気象台、群馬=前橋の気象台、千葉=気象台のある銚子市の陣屋町公園。
今日時点では開花はまだで(やっぱり靖国神社の桜は先走ってる?)、これから続々と開花の便りが届きますよ!
生活は踊る20170323