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地元民も知らなかった絶景!? ”秩父の雲海”

森本毅郎 スタンバイ!

そろそろお花見ツアーなどがあちこちで盛んになるシーズンですが、埼玉県秩父市では、お花見以上に話題を集めているツアーが出現したといいます。それは”雲海ツアー”。雲海というと富士山や飛行機の窓から、というイメージがありますが、秩父で雲海!?とびっくり!!そこで・・・。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日3月28日(火)は、レポーター近堂かおりが『地元民も知らなかった絶景?! ”秩父の雲海”』をテーマに取材しました!
まずは、ツアーを企画した鉄道会社に伺いました。西武鉄道運輸部の浅野雅明さんのお話です。

★秩父の雲海を楽しむツアーが大人気!!

浅野雅明さん
「雲海ツアーは、夜行特急を仕立てたツアーです。池袋駅の発車が23時40分頃で、西武秩父に深夜1時25分頃到着します。その先は貸し切りバスで三峰神社まで移動して、午前3時頃に現地に到着します。その先は日の出の時間に合わせて、それぞれ雲海が見られるであろうスポットまで移動して、日の出、ないし雲海を迎えるという流れです。秩父盆地をちょうど蓋をするかのように雲が出ているのが非常にきれいな雲海です。おかげさまで毎回、360名ほどのお客様に満席をいただいておりまして、大変人気のツアーになっております。」
これが秩父の雲海です!すばらしいですね!!

これが秩父の雲海です!すばらしいですね!!

雲海というのは、基本的には明け方から早朝にかけて見られるのだそうで、夜行列車を走らせてのツアーとなっています。
季節でいえば春と秋。まさにちょうど今が、春の雲海のシーズンが始まったところ。秩父の雲海ツアーは2015年から始まったもので、毎年2回ずつ開催。今年は3月17日に実施されて、満員。4月21日に開催されるツアーもすでにいっぱい!!西武鉄道のほかのツアーはバス1台で40名ほどの規模なので、雲海がいかに人気かが分かりますね。浅野さんが雲海ツアーを提案した時は、周りのみなさんは、お客さんが集まるのか半信半疑だったそうですが、今や西武鉄道の目玉企画。でもこの企画を思い付いたのは、意外なことからだったそうです。西武鉄道運輸部の浅野雅明さんです。

★北海道まで行かなくても・・・!?

浅野雅明さん
「私は雲海に興味があって、ほかの地域まで見に行ったこともあるんですね。その地域に負けず劣らず素敵な写真がSNSなどで投稿されておりまして、ネット上にいくつかあがっているのを見まして。(どこまで見に行ったんですか、以前は?)北海道です。自社線の沿線で見られるとはとても思っていませんでした。意外と近くにあるということに驚きまして、これはいい観光資源としてもっと育てていけるんじゃないかと思いました。」

浅野さん、雲海に興味があったのに、秩父の雲海のことを知らなかったのです!しかし、そもそも、浅野さんだけでなく、多くの方が秩父の雲海を知らなかったといいます。

★秩父の人のほとんどが知らなかった??

秩父の人たちがわが街の雲海を知るようになったのは、実は、ある大学生のツイッターがきっかけだったのです。
その大学生とは、田中健太さん。秩父市内在住の21歳。2年半前から、インターネットで秩父の雲海の写真などを発信しているんですが、そのきっかけをお聞きしました。

田中健太さん
「ネットで秩父を検索していてたまたま雲海の写真が目に入ったんです。これはすげえ、と思って。その写真を撮った場所が秩父市街の僕の自宅から10分くらい山を登っていったぐらいのところで、こんな絶景が身近にあったんだってびっくりして。よく秩父は朝、霧に包まれるんです、濃霧になって。でもそれが雲海になっているなんてことは、ほとんどの人はたぶん知らなかったですね。視界が悪いなぁと思うぐらいで。こんな絶景がなんで知られてないんだろうっていうのがすごく疑問というか、すごくもったいないなっていう気持ちになって、じゃあ僕はこれをメインに撮って発信しようって、SNSとかに発信していきました。」

田中さんがいろんな人に聞いてみても8割ぐらいの人は、秩父の町が雲海の中にあるということを知らなかった。雲海は富士山など、どこか遠いところのものだと思っていた。ツイッターやフェイスブックで秩父の雲海の写真を紹介すると、誰よりもまず秩父の人たちから大反響。そしてそれが今や全国に、世界に広がっているんです。そんな意外な反響の大きさを見て、田中さんは、秩父市役所や市内のホテルに『雲海は秩父の観光資源になりますよ!』と提案した。でも雲海が見られるのは夜明けから早朝というのじゃ、観光は難しいのでは?ところが田中さんは、むしろそれがチャンスだと考えた。秩父はこれまで、首都圏から『日帰り観光』がメインだったけど、夜明けの雲海をPRすれば、宿泊プランが立てられるじゃないかと。
(実は田中さん、大学で地域振興や観光について勉強しているそうなんです!)

★秩父は街の上に出る雲海。だからこその絶景!!

さらに田中さんは、ほかの雲海とはちがって、秩父の雲海ならではの魅力があると言っています。

田中健太さん
「飛行機から見る雲海とか富士山などから見る雲海とはまた別の、町の上に出ている雲海なので、建造物などが雲の上にぴょこぴょこ浮かんでいるような感じ、天空の町みたいになってるんですよ。橋が雲の上に架かっていたり、工場が雲の上に浮かんでいたり。あと秩父の雲海の特徴として、夜明け前の雲海があります。秩父の町の灯りが雲海に反射して、雲海が七色に輝く時間帯があるんですよ。すごいですね。迫力もあるし、幻想的だっていって、すごく今話題になっていて、町の上に出るからこそ輝く雲海。」
雲海に浮かぶ秩父公園橋

雲海に浮かぶ秩父公園橋

秩父の雲海から覗く工場

秩父の雲海から覗く工場

夜景で虹色に輝く秩父の雲海

夜景で虹色に輝く秩父の雲海

その幻想的な風景をネットで知った海外の人たちからも、今、大変な反響がきているそう。
思わぬところに、地域の宝があるものなんですね!秩父のPRポスターにも雲海が登場したり、いろいろと動き始めているそうですから、ますます注目を集めそうですね!

 

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。

近堂かおりの現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170328073221

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)