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「格安スマホ」のトラブルが増加。回避するには?

森本毅郎 スタンバイ!

★「格安スマホ」のトラブルが増加。回避するには?

きょうは、最近広告でも見かけることが多くなってきた「格安スマホ」について、4月24日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

★相談者「今まで通りのサービスが安く受けられると思っていていた」

国民生活センターは今月、「格安スマホのトラブルが増えている」という発表をしました。「こんなはずじゃなかった」という消費者からの相談が多いということですが、詳しいお話を、国民生活センターの内藤奈津樹さんに聞きました。

国民生活センター 内藤奈津樹さん
いわゆる格安スマホについてトラブルになっているんですが、いままでの携帯電話会社とのサービスの違いを知らずに契約してしまったので、『思ったようなサービスが受けられなかった』というようなトラブルが多く見受けられる。相談件数は2016年度では1000件を超えていて、2015年度比で約2.8倍の増加です。いま普及期だと思うので、爆発的なトラブルの数にならないように、公表しました。

今までの携帯電話との「サービスの違い」について、相談する方が多いということです。

森本毅郎スタンバイ!

国民生活センターで聞きました

そもそも格安スマホというのは、大手の携帯電話会社(ドコモ、ソフトバンク、au)より安い利用料金でスマホを使えるというもので、現在は660社以上の関連事業者があるといいます(総務省調べ)。
安さの一番の理由は、自前の通信回線を持たずに、大手の携帯電話会社から回線を借りてサービスを展開しているという点。基地局の設置やメンテナンスにお金を使う必要がないため、通信費などを安く抑えられるということなんです。

★格安スマホにはキャリアメールがない!店舗もない!

最近、CMなどの影響もあって格安スマホに代える人が増えていて、それと比例して相談件数も増加傾向にあるようです。では、「いままでの携帯電話会社とのサービスの違い」とはどういうことか?大手との違いについて、格安スマホに詳しいジャーナリストの松村武宏さんに聞きました。

格安スマホ ジャーナリスト 松村武宏さん
サービスの違いの1つ目は、『携帯電話のキャリアメールが使えなかった』というトラブル。
2つ目は、『サポートの体制の違い』。大手の通信会社は全国に店舗を構えているが、格安スマホを提供する通信会社の約9割は、店舗を持っていない。電話ではなく、直接店頭のスタッフと対面で相談したいと思っても店舗が存在しないので、大手のようには相談できない。
今までとの感覚の違いが、トラブルの原因になっている。

大手3社は携帯電話用のキャリアメールがあります。

森本毅郎スタンバイ!

キャリアメールとは、ドコモ(@docomo.ne.jp)、au(@ezweb.ne.jp)、ソフトバンク(@softbank.ne.jp)などの、携帯電話専用のメールアドレスです

このキャリアメールを、「どの格安スマホ会社でも貰える」と勘違いしている人も多いようなのですが、実際は、ヤフーメールやGメールなどのフリーメールのみ、格安スマホで使えます(キャリアメールのある会社も一部あります)。これが例えば、学校の保護者向けの連絡網などでキャリアメールしか登録できないという事があったり、フリーメールが迷惑メールとしてはじかれたりすることもあるそうです。

また、大手3社は店舗を持っていますが、格安スマホの会社は店舗がないのがほとんど。携帯の故障時や、操作方法がわからない時に聞きに行ける店舗がないので、電話相談窓口にかけるしかありません。

★後になって困らないためにも、「安いから買う!」はNG

こうした、「これまでと違う点」がトラブルの原因になっていますが、みなさんそこまで考えているのか?街の人に聞いてみました。 

●「格安スマホにしようと思っている。やっぱり安さ。キャリアメールが使えないのは知らなかった。
●「安くていいかなと思った。格安スマホに替えてる人が周りに居たので、その人がトラブルなければまぁいいかなぁと。自分からは調べない。人に聞いて質問して『よし分かった』、それだけ。
●「格安スマホを使ってます。もともと料金が高いなと思ってたので。7,000円くらいだったのが、1,800円。サイトを開くとちょっと読み込みが遅い。スマホの調子悪くなった時もスマホのメーカーに問い合わせたが、電話が繋がりにくかった。代替機ももらえなくて困るなと思ったけど、安いからいいかと。
キャリアメールが使えなくなる、ということを知らないまま乗り換えようとしている人もいましたが、やはり安いからという思いが先行しているようです。

★まずは、自分のスマホの使い方を見直し、賢く利用すべし!

確かに、いまの携帯代を高いと思っている人が格安スマホに換えようというのは分かる気もしますが、最後に、松村さんはこんなことを話していました。

格安スマホ ジャーナリスト 松村武宏さん
いままで使っていたものよりも、半額や3分の1、4分の1まで料金が下げられるというのは、まったく同じサービス内容でそこまで安くなるのは考えづらい。修理中にスマホを使えなくなるのは困る人や、仕事でどうしても必要だという人は、万が一のリスクは大手に比べると高い。また、長電話する人も、通話料だけで格安スマホのほうが大手よりも上回ってしまうので、自分のスマホの使い方を一歩引いて観察してみることも必要。

自分がいまどんな使い方をしているかを考えずに、安さだけに惹かれて格安スマホに乗り換えるという人が多いということです。まずは自分自身の使い方を知り、その上で、格安スマホを検討する必要があるということでした。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!

田中ひとみの現場にアタック(リンクは放送後1週間のみ有効)http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170424073410

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)