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外貨両替機が急増中 ホテル、パチンコ、スーパー、春日大社にも!

森本毅郎 スタンバイ!

今週末からいよいよゴールデンウィークですが、これから国内の観光地で、よく見かけるようになりそうなのが、外国の通貨と日本の円を両替する『外貨自動両替機』。いま外貨両替機が日本国内で急増中。このサービスに新規参入する業者も急増中。その背景を伺ってきました。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日4月25日(火)は、レポーター近堂かおりが『外貨両替機が急増中 ホテル、パチンコ、スーパー、春日大社にも!』をテーマに取材しました!

まずは、外貨両替機”スマートエクスチェンジ”の設置と管理をしている株式会社アクトプロの中野雅人さんのお話です。

★”日本には両替所がありません”とガイドブックに!?

中野雅人さん
「有名な観光地などに両替所とか両替機があるんですけど、1台、2台では到底足りないぐらい、海外からの観光客の方は両替所の不足ということにお困りです。海外の方が日本に来た時に見るフリーペーパーやガイドブックの中に『日本には両替所がない』と書かれてしまっているような状況です。この一年ほどでおよそ100~130台は設置されているのではないかというような急激な伸び率で、最近では新しいホテルがどんどんできていますが、ホテルを造る最初の図面に両替機のスペースが確保されているのも結構、見受けられます。」

海外では有名なお店や大きなお店でなくても、クレジットカードが使えることが多いですが、日本の場合は現金払いが圧倒的に多いので、旅の途中で日本円が足りなくなる。(もちろん銀行などでは両替できますが、営業時間に制限がありますからね。)観光庁が外国人旅行者に対して『日本を旅行中に困ったことは何ですか?』というアンケート調査を行ったところ、1位『無料の無線LANがなかなかない』、2位『コミュニケーション』などに続いて、『両替所の不足』が4位にあがっている。海外の有名なガイドブックには『日本ではどこでもカードが使えると思ってはいけない。常に十分な現金を持ち歩くように』と旅の注意が書かれているほど。そこで今、両替機を設置するところが急速に広がり始めたというわけ。

中野さんのお話では、こうした外貨両替機を作っているメーカーは国内にはわずか4~5社しかなく、設置されているのは全国で400台ぐらい。そのうちの100台以上がこの一年で設置されている、といいますから、いかに急速に広まっているか、というのが分かりますよね。    

★外貨自動両替機、使ってみました!

この外貨両替機というのは、大きさも操作も、銀行やコンビニにあるATMに似ています。

こちらが外貨自動両替機・スマートエクスチェンジ!黄色が目を引きます!!

こちらが外貨自動両替機・スマートエクスチェンジ!黄色が目を引きます!!

アクトプロの中野さんに許可をいただいて、外貨両替機を体験させていただきました。

近堂体験
「アメリカの10ドル札を両替開始。ピッ(画面をタッチ)。挿入口が光りました。じゃあお札を入れてみます。
”払い出し”というボタンを押すと…(ジジジ…)計算書が出てきました。そしてお札を数えてます。(♪ピロリロン、ピロリロン)千円札がまず出てきました。
(続いて、ジャララッ!)すごい、これ小銭も出てくるんですね!!」
お札だけでなく、小銭も出てきます!!

お札だけでなく、小銭も出てきます!!

中野雅人さん
「具体的にはお土産物屋さんとか、ランチでクレジットカードが使えないお店とか、あとはホテル関係。最近では自治体の方とか施設の方もこういった両替機の設置を進めていこうとしているので、そういったところからの問い合わせに対応しております。」

銀行に行って両替するより手軽!!待たされないし、パスポートをいちいち見せなくていいというのも好評だそう。(黄色のヴィジュアルも目に入りやすい!)両替はアメリカドル、ユーロ、英国ポンド、中国元、韓国ウォンから、タイバーツ、マレーシアリンギッドなど12の通貨に対応。また、両替の際に出てくる計算書、この裏側を両替機の設置場所にちなんだクーポン券にすることも出来るそうで(おまけ付けます!とか、ゲーム一回無料!とか。)両替のついでにお金を使ってもらえる仕組みも工夫しています。

★こんなところにも両替機!

最近の外国人はインターネットで日本のことをよくご存じなので、観光地以外にも意外な所に置かれ始めています。外貨両替機の設置・管理サービスを15年前から手がけている、この業界の先駆け、『日本ベンチャー』という会社の水口康司さんのお話。

水口康司さん
「ホテル以外ではパチンコ店ですね。パチンコというのは(外国人には)珍しいんですね。日本に行ったらバチンコができる、しかもそこで両替ができたら最高だというような感じだったんです。あとは、スーパーに置きましたね。特に私どもは成田空港近辺のスーパーに置かせてもらったんです。ホテルで宿泊して、バスに乗って買い物にくるんです。その時に両替機があれば、利用度があるということでした。本当に利用度が多かったですね。」

パチンコ店とかスーパーとか、我々の生活圏にも、外貨の両替のニーズがあるんですね!ほかにも、観光客に人気なのが、居酒屋、ゲームセンター、ラーメン店、ガチャガチャ(!!)などの場所。確かに、両替しておかないと利用しにくい場所ですよね~!

★世界遺産・春日大社にも!!

その一方で、日本を代表する観光地でも、外貨両替機が置かれています。それは、奈良県にある世界遺産、春日大社。
こちらはお守りを受け取る、おみくじをひくのにクレジットカードが使えなくて諦める観光客のかたもいたから、というのが設置した理由のひとつなのですが、それだけではないというので、春日大社の杉浦寛子さんに教えていただきました。

杉浦寛子さん
「お賽銭を外貨で入れてくださる方が増えております。以前から少しはありましたけれど、年々多くなっておりまして、数年前なら一年分くらいの外貨の量が、今は半年分くらいになっております。こんなに遠くのところから…というような、あまり耳慣れない国の通貨が入っていることもあります。日本の通貨とよく似たものもございますので、なかなか識別するのが難しく、少し困っております。日本の神様に入れていただきますので、できれば日本円でお入れいただきたいという思いもございます。」

外国のお札は銀行で日本円に換えられますが、コインは換えられないので、これまではユニセフや海外のボランティア団体などに寄付していたそうですが、さすがにその量が増えてきたので、去年の秋に両替機を設置したそうです。最近は、海外の人を呼び込むために両替機の設置を検討するところもあるとか。買い物から体験へ、日本観光の仕方が変わってきている、と聞きますから、我々の生活に近い体験をしたい人が増える、となるとますます両替機のニーズは高まりそうです。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)