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黄砂っていつから増えた? あと黄砂で得する人もいるらしいぞ! など予報士が回答

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今回は洗濯に困る! 黄砂の話題です。

そもそも黄砂って?
黄砂という言葉、最近よく聞くようになったと思われる方もいるかもしれませんが、黄砂自体は少なくとも数万年前から日本に飛来していて、江戸時代の書物などには「霾る(つちふる)」と記載されています。昭和の天気予報でも、黄砂の話が出てくることはありました。それが、10年ほど前から、黄砂には大気汚染物質・かび・細菌などが付着していると報道されることが増えたんです。また、13年前から気象庁が「黄砂予測」を発表するようになり、天気予報でも黄砂について細かく伝える機会が増加。それらのことから、耳にすることが増えたのだと思います。以前は“春の風物詩”という扱いだったのが、アレルギーなどの問題も出てくるようになり、注意を促すという方向に変わってきました。

黄砂っていつ頃まで飛ぶの?
本来であれば、3月、4月がピークです。5月も平年で4日間ほどは全国のどこかに飛来していて、稀に6月に飛んでくることもあります。でも、今年は5月上旬に来たのが初飛来で、ここ50年の観測史上で最も遅かったんです。

黄砂が飛ばない時ってあったの?
年によって飛来する回数は違います。最近増えているという話もありますが、50年間の観測統計を見てもかなりバラバラ。増加しているのかはハッキリ分かりません。ピークのはずの3月、4月に黄砂の飛来が少なかった年を調べてみると、梅雨明けが遅かったり、夏の天候が不順だったりしています。因果関係は分かりませんが、黄砂が春に来ないというのは、普段と大気の流れが違うということ。それが継続すると、夏も普段と違う天候になる可能性があります。

黄砂って良い面はあるの?
洗車屋さんにとってはプラス。以前、大手洗車事業者の月別の売上を調べたところ、1位は年末で洗う人が増える12月でしたが、次いで3・4・5月が多かったですね。黄砂の影響だそうです。あとは、黄砂が雨に混じると、酸性雨を中和する効果があります。また、黄砂にはミネラルなど養分が付着しているので、海に落ちることでプランクトンの生育を助け、それが魚などのエサになり…海を豊かにする、という効果もあるんですね。黄砂が来ると洗濯物がなかなか干せないかもしれませんが、予測情報を使って、飛んで来ない日にまとめて済ませましょう!
生活は踊る20170511