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「梅雨入り発表」に具体的な基準はない

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「梅雨」の話題。

梅雨入りの基準は?
実は、梅雨入りの具体的な基準はありません。週間予報が鍵を握っていて、今後、曇りや雨が増えそうなら、梅雨入りを発表します。梅雨入り・梅雨明けを発表する際は、「お伺い」を立てないといけないんです。地方の各気象台が東京の気象庁本庁に「そろそろ梅雨に入った(明けた)と思うんだけど」と意見を擦り合わせて、他の地域との調整をするんです。かつては調整をしておらず、1963年には5月6日に早くも関東甲信が梅雨入りした一方、九州南部は5月28日、沖縄は6月4日に梅雨入りということも。調整がないと、ちょっとおかしなことに…

「梅雨入り」を発表した途端、晴れてしまったら…
夏が終わってから9月のはじめに修正します(正確には、5月や6月の梅雨入り発表は、あくまでも「速報」で、9月1日に「確定」)。でも、これが評判悪いんです…。“予報”で「梅雨入り」を決めるから、予報が外れると修正の必要が出てくるわけです。それなら、4月に番組独自に発表した「冬明け」のように、直近の天気の結果を見て、梅雨入り日を決めればいいのでは?たとえば、1週間のうちに5日曇りや雨があったら「梅雨入り」とする、とかいかがでしょう?

梅雨入り・梅雨明け発表はいらない?
「梅雨入り・梅雨明けの発表はいらない」という声もあります。
●季節の移り変わりに、1本の線を引くのは無理がある!
●季節の変わり目まで、おかみに決められたくない…など。

コーナー中にリスナーさんから頂いたメールは、発表は必要、というのがほとんど。
◎梅雨明けが発表されると、爽快感が最高!
◎季節の移り変わりの情報は必要。「今日で梅雨が終わった」と分かると、暑さに対する体の準備ができる、など。
→たしかに、梅雨明け直後は熱中症の被害が多いので、梅雨明け発表は「熱中症に警戒する時期ですよ」という注意喚起になりますね。梅雨入りも、これから雨本番になるということで、大雨への注意喚起情報にもなります。やっぱり、「梅雨入り・梅雨明け」の発表は必要そうですね。

また、商売も左右します。たとえば、5年前のデータだとレインブーツは、雨が多い少ないという実際の天気よりも、梅雨入り発表のタイミングのほうが売り上げがグンと伸びたそうです。梅雨入り・明け発表は、行動を左右する生活情報の一つになっているわけですね。

関東地方の梅雨入り
平年では6月8日頃です。現時点のデータでは、今年もその頃に梅雨前線っぽい雨雲が、本州付近に近づく気配。6月5日〜10日頃に梅雨入りする可能性は、十分にあります!
生活は踊る20170525