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宝くじの売上げが減少。打開策は「1等賞金を減らすこと?」

森本毅郎 スタンバイ!

5月から発売されていたドリームジャンボをはじめ、サマー・オータム・グリーン・年末ジャンボの5つの「ジャンボ宝くじ」のほか、ナンバーズやロト6などの、いわゆる「数字選択くじ」など、宝くじには様々な種類があります。そんな宝くじの売り上げが減っていることについて、6月5日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

★「ジャンボ宝くじ」の売上が大きく減少!

昨年度の宝くじの総売り上げが、18年ぶりに9000億円を割ったと総務省が発表しました。詳しいお話を、総務省の担当者に聞きました。

総務省 担当者
平成27年度は、年末ジャンボで1等前後賞あわせて10億円に引き上げたので、宝くじの発売実績が9154億円と増加しました。しかし、昨年度の平成28年度は減少に転じ、18年ぶりに8000億円台となりました(8452億円)。内訳は、ジャンボ宝くじが11.5%減。ナンバーズ・ロト6・ロト7などの数字選択式宝くじが、5.2%減でした。

ここ20年、「ジャンボ宝くじ」の年間売り上げは4000億円以上を推移していたのですが、昨年度は3746億円となり、ついに4000億円を下回りました。この数字、前年度比で約11%減=485億円も減ったということなんです。

また、年末ジャンボの最高当選金額を10億円(1等・前後賞合わせて)にした平成27年度は、宝くじ全体の売り上げが一旦は上がったらしいのですが、同じく10億円とした翌年は、再び減少転じたということです。

長期で見ても右肩下がりで、売上額が1兆1000億円を超えていた12年前をピークに、増減を繰り返しながら徐々に減ってきています。

★宝くじを買う理由は・・・

それにしても、どうして売れなくなってきているのか?総務省によると、昨年度は「1等の賞金を引き上げるなどの取り組みがなく、商品の魅力が高まらなかったことが要因」と見ているのですが・・・実際どうなのか、街の方に聞いてみました。

まずは宝くじを買っている方。何が魅力で宝くじを買っているのかを、伺いました。

●「年末は買うけど、正月暇だからさ、楽しみがあるじゃない。まぁ夢というか。でも当てたいね1億円。欲張らないで1億円で良いんだけど。
●「ジャンボは夢。当たるかなって。年に何回もないから、これくらい夢見て良いんじゃない
●「買います。サマー、年末、グリーンジャンボとか、年に4回買う。いつかは夢が叶うかなぁと。20歳くらいから買ってて、もう55歳なので、かなり買ってます。当選金は、最高が3000円。それを考えると寂しくなる…。
●「いま15枚買いました。50代くらいからずいぶん買ってて、何百万と買ってますけど、結果ダメです。最高5万。でも寄付ってなかなか出来ませんから、外れても為になってるかなぁと思って。
森本毅郎スタンバイ!

渋谷の宝くじ売り場。ドリームジャンボ宝くじの最終日ということで、多くの人が買いにきていました

年末ジャンボは毎年欠かさず買うという方や、30年近く買い続けてきて数百万は使っているという方、当たる売り場を求めて横浜から東京まで買いに来たという女性など、様々でした。

中には、宝くじの収益金の約40%が全国の自治体の公共事業に使われているので、外れても寄付できていると思えばいいという方もいましたが、みなさんやはり夢追い人。「7億とは言わないから、欲張らないで1億円で良い!」とか、「1000万円でもいいから!」という声が多く聴かれました。

★宝くじを買わない理由は・・・

一方、買わない方の理由は何なのか?昨年、1等の賞金が上がらなかったことが原因なのか?聞いてみました。

●「買わない。当たらないかなぁと思うから。運悪いんで、自分は無理かなと。
●「買いません。10枚じゃ当たらないだろうし、30枚くらい買っちゃうと結構な金額なんで、それでご飯食べに行った方が良いかなと。夢を見ないんでしょうね。
●「買わない。運がないから。当選率を増やして欲しい。当たる確率が高くなったほうがいい。
●「買わない。当たらないものを追いかけてもお金がもったいない。それよりも飲み代とかに充てた方が有効的かな。当選金額を落として、その分、当たる本数増やすとか、7億を細分化して1000万をもっと多くして欲しい。

買わない理由は、大きく分けて2つありました。一つは、宝くじより食事代など他のことに遣いたいという理由。二つ目は、当たる確率が低いから買わない。ということで、堅実的な意見が多く、「1等の金額を上げて欲しい」という人はいませんでした。

「買ってもどうせ当たらない」とか「確率を上げて当たるようにして欲しい」と言っていましたが、確かに昨年度の「年末ジャンボ宝くじ」でいうと、1等7億円は25本と、確率は低い気がします。こうした声を総務省に伝えてみたところ、「お答えすることができない」ということで、明確な回答は得られませんでした。

★売り上げアップの秘策は「高額」か「高確率」か?

ただ、昨年度からの取り組みで、普通のジャンボ宝くじに加えて、1等1000万円が1000本ある「年末ジャンボプチ」という宝くじを新たに始め、当選確率を上げるような工夫は行っているそうなんです。しかしそれでも、売り上げは増えていないのが現状…。

では、どうすれば良いのか?街の方からは、こんな意見も聞かれました。

●「他に興味があるものが増えてきたのではないのか。昔の一攫千金みたいな魅力が、いまの人には無いのかも。大きい額を当てたいという人もいるけど、僕はもうちょっと下げてもいいと思う。一本100万円くらい。損しないみたいなイメージだったら広がるのでは?

宝くじのような不確実なものよりも、確実に手に入る“モノ”にお金を遣う人が増えているので、例えば1本100万円位にしてさらに当選確率を増やさないと、今後も売り上げは減ってしまうのではないか、と話していました。

 

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!