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猛暑だとスーパーで天ぷらが売れる。理由は??

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「スーパーマーケットと天気の関係」

気象条件によって、スーパーで売れる物が変わる。
たとえば、昔からよく言われるのは・・・
25℃を超えると、アイス、30℃以上になると、かき氷が売れるようになったり、25・26℃を超えると虫が活発になり、殺虫剤が売れたり。雨の日は、お米など持ち運びにかさばるものは、売れなくなったり。

天候によって売り上げが大きく変わるのが夏。
暑いと…ビール・清涼飲料水・水着・日傘などなどが売れます。スーパーの総菜だと天ぷらの売り上げが伸びる!暑いと家の中で火を使いたくないですもんね。また、猛暑は意外と、ストールや防寒・保温の肌着が売れます。なぜかというと…クーラーで体が冷えるので、冷え対策で売れるんですね。あとは、下痢止めも売れます。冷たい飲み物やクーラーでの寝冷えで、お腹をこわす人が増えるんですね。ある製薬会社の調べでは、30℃を超えると1℃上がるごとに売り上げが5%伸びるそうです。

逆に、冷夏だと、インスタント麺・チョコレートが売れるようになります。(普段は暑さで敬遠されがちですが)
また、変わったところでは「鍵」や「錠」が売れます。これは2003年に実際にあったことで、米泥棒が増えるためなんです。冷夏だった2003年はお米が不作で、貴重なお米が狙われたんですね(流行語トップテンに「コメ泥棒」がランクインするほど)。貯蔵さえているお米が盗られないように、鍵・錠が売れたわけですね。

気象庁のホームページに商品の売り上げ分析
大きなスーパーでは、天気を考慮した売り上げの分析をして、仕入れや在庫管理に活かされています。ただ、すべてのスーパーで出来ているわけではありません。気象庁は、もっと気象情報を活用して欲しいということで、気温と商品の売上げを分析してHPに掲載しています。気象情報を使うことで、売り上げを伸ばしたり、廃棄を減らしたりすることが出来るんですね。

その分析を見てみると、今まで言われていたのとは違う結果が出ている品もあります。「鍋のもと・つゆ」は、11月頃から売れ始めるような気がするのですが、実際は、東京では9月の半ば頃からぐんと売上げが伸びるんです。最高気温が25℃を下回って涼しいと感じる日が出てくる頃ですね。売上は、10月はじめにピークに達して、年明けまで高止まりのままです。また、「お酢」は4月頃から売れ始め、ピークは6月前半の梅雨時です。酢の物を食べたくなる頃ですし、食中毒対策にという方も多いんでしょうね。

実は、もう1回あがる時があるんです。それは、「12月末」。おせち料理に使うのでしょうか。お正月などイベントでも売上げが大きく変わるので、天気だけで完全に分析するのは難しいということも表われています。

スーパーに行く人向けにも「天気予報」を活用して欲しい!
「明日はこの周辺で雨が降ります!今日中にお米を買っておいたほうが良いですよ!」とか、「来週はこの周辺は一気に気温が上がります。お子さんが部活動をしているお宅は、清涼飲料水をたくさん買っておいた方がいいですよ!」など、お客さんの買い漏れがないように天気予報を活用するのもありですよね。スーパーお抱え気象予報士が、店内アナウンスで天気予報と一緒にお伝えするのとか、いかがでしょうか!
生活は踊る20170615