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デヴィッド・ボウイも、ビーチボーイズも…海外アーティストが日本語で歌うと味わい深い

ジェーン・スー 生活は踊る

海外アーティストが日本語で歌うととても味わい深い…音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが歌詞、その曲の背景を解説しました。

生活は踊る20170618

※以下、番組内容書き起こし by みやーん(文字起こし職人)

【高橋芳朗】
今回はこんな企画をお届けします。「あの有名海外アーティストが日本語で歌った曲特集!」。海外アーティストが日本語で歌った曲って、本当にたくさんあるんですよ。

【ジェーン・スー】
うん。思った以上にあるっていうことだよね。

【高橋芳朗】
あまりにも数が多いので、今回は皆さんおなじみの大御所、超メジャーアーティストの曲に絞って紹介したいと思います。さらにいうと、日本語版と英語版、両方存在する曲に限定しました。

【ジェーン・スー】
ああ、訳詞を自分で歌っちゃったみたいな?

【高橋芳朗】
そんなわけで、ここでは日本語版と英語版を聴き比べながら進めていきたいと思います。まず1曲目は、ボーカルのスティングが今月頭に来日していましたね、ポリスの1980年の作品「De Do Do Do, De Da Da Da」です。

【ジェーン・スー】
えっ、日本語版があるの?

【高橋芳朗】
うん。ポリスはこの「De Do Do Do, De Da Da Da」よりも前、1978年の「So Lonely」のミュージックビデオを日本の地下鉄で撮影していたり、わりと親日家なのかもです。特にスティングは日本食が大好きで、去年の年末にプロモーションで来日したときには「らーめん山頭火」に行ってたりして。

【ジェーン・スー】
山頭火を「日本食」って(笑)。

【高橋芳朗】
まあ、山頭火は日本食って言ってもいいんじゃないかな(笑)。スティング、山頭火に行ったときの模様をInstagramに上げてました。

【ジェーン・スー】
キアヌ・リーブスもラーメン食べてたし! みんな、日本にはラーメン以外にも食べるものあるぞ!

【高橋芳朗】
そんなポリスの「De Do Do Do, De Da Da Da」、まずは英語バージョンから聴いていただきましょう。

M1 De Do Do Do, De Da Da Da(英語版) / The Police

【高橋芳朗】
続いて日本語バージョンにいってみましょうか。こちら、作詞は音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん。英語詞に忠実な歌詞になっております。

M2 De Do Do Do, De Da Da Da(日本語版) / The Police

【堀井美香】
なんかカルロス・トシキっぽいです。

【ジェーン・スー】
ああ、たしかにね。(カルロス・トシキのモノマネで)「キミハ1000パーセンッ〜♪」

【堀井美香】
ちょっと田舎に引っ越した感じというか(笑)。

【ジェーン・スー】
酔っ払ったおっさんの愚痴に聞こえてきたんですけど。

【高橋芳朗】
スティングってもともと歌い方がぶっきらぼうなところがあるけど、それが日本語になるとぐっと可愛げが出てくる。

【ジェーン・スー】
それは酔っぱらいに聴こえるんだよ。

【堀井美香】
なんか「下手?」って思っちゃうよね。

【ジェーン・スー】
そう、一瞬下手に聞こえちゃうね。これ、「We’ll Be Together」みたいなシャウト系の曲だったらどうなるんだろう?

【高橋芳朗】
実はこの曲、スペイン語バージョンも存在するんです。

【ジェーン・スー】
マジで!? やりすぎだよ!

【高橋芳朗】
「De Do Do Do, De Da Da Da」って「言葉なんていらないさ」みたいな、そういうメッセージの曲なんですよ。そこを逆手にとっていろんな言語で歌ってみたのかなと。

【ジェーン・スー】
そのシニカルさがどう出たのかっていうね……それにしてもこんなことやってたの、知らなかった!

【高橋芳朗】
じゃあ次のアーティストにいってみましょうか。今度はデビッド・ボウイです。

【ジェーン・スー】
なんで大御所がこういうことやるんだか……。

【高橋芳朗】
1987年の作品で「Girls」という曲。これはもともとティナ・ターナーに提供した曲にいなりますね。で、デビッド・ボウイが大の親日家であることはみなさんもよくご存知でしょう。京都に長期滞在したことがあったり、宝焼酎「純」のコマーシャルに出演したことがあったり、日本にまつわるエピソードには枚挙にいとまがないほど。そういえば、1980年リリースのアルバム「Scary Monsters」は日本語のナレーションで始まるんだよね。そんなわけで、まずは英語版からいってみましょう。

M3 Girls(英語版) / David Bowie

【高橋芳朗】
続いては日本語バージョン。こちらも英語詞に忠実な歌詞で、穂積ヒロさんという方が作詞。そして、いけばな草月流ニューヨーク支部局長の勅使河原季里さんがアドバイザーとして参加していると。

【ジェーン・スー】
アドバイザー?

【高橋芳朗】
うん。きっと訳した歌詞の言い回しをチェックしたんじゃないかな。では、日本語バージョンです。

M4 Girls(日本語版) / David Bowie

【堀井美香】
こういうふうに歌ういやらしいおじさん、いますよね? でも、ちょっと桑名正博さんっぽい?

【高橋芳朗】
番組スタッフのなかには「上田正樹さんっぽい」という声もありました。

【ジェーン・スー】
ああ、なるほどね。

【高橋芳朗】
すごくエモーショナルに聞こえるよね、日本語のほうが。

【ジェーン・スー】
でもこっちの方が受け止めきれるというか。さっきのスティングはちょっとびっくりしちゃったなー。

【堀井美香】
こういうちょっとクセの強い歌い方の人いますよね。

【ジェーン・スー】
美香ちゃん、2回同じことを言ったね(笑)。自分の周りにいたんでしょ、こういう人。

【堀井美香】
ちょっとシャクる感じね(笑)。

【高橋芳朗】
では、最後は聴き比べではなく珍しい英語と日本語がミックスされている曲を紹介したいと思います。ビーチ・ボーイズの1979年の作品で「Sumahama」(スマハマ)。

【ジェーン・スー】
えっ、ちょっと待って……これ、間違いではない?

【高橋芳朗】
「Sumahama」です。

【ジェーン・スー】
「砂浜」ではない?

【高橋芳朗】
うん。邦題は「想い出のスマ浜」。

【ジェーン・スー】
どうしても間違いに聴こえるんだけど(笑)。

【高橋芳朗】
これは日本語詞が入ってるんだけど、現地でもこのままリリースされています。英語と日本語がミックスされた曲ということでは、クイーンの「Teo Torriatte」(手をとりあって)が有名ですね。

【ジェーン・スー】
日本語と英語のミックス、日本だとたくさんあるんですけどね。SOUL’d OUTとか。

【高橋芳朗】
で、さっきからツッコミが入ってるタイトルの「Sumahama」。別にこれは「砂浜」を言い間違えたものではありません。神戸の須磨海岸について歌ったものになります。

【堀井美香】
へー!

【高橋芳朗】
これ、以前に『探偵ナイトスクープ』がメンバーに直撃して判明しました。

【ジェーン・スー】
なるほど。

【高橋芳朗】
日本語は曲の後半で飛び出してきます。かなり怪しい日本語なんですけど、それも含めて非常に味わい深いものがあります。

M5 Sumahama / The Beach Boys

【高橋・スー・堀井】
「スマハーマー♪」

【ジェーン・スー】
「Sumahama」、最高じゃないですか! なんだろう……渋谷系っぽい?

【高橋芳朗】
さっきから「はっぴいえんどっぽい!」って声が上がってたね。

【ジェーン・スー】
そうそう。「はっぴいえんどにインスパイアされて僕たちは音楽を始めました」みたいな。

【堀井美香】
スマバンド?

【ジェーン・スー】
スマバンド(笑)。

【高橋芳朗】
でもさ、ビーチ・ボーイズが日本語で歌った曲がやっぱりビーチについて歌ってるというのがすごく感慨深いよね。

【堀井美香】
須磨海岸のことですもんね。

【高橋芳朗】
というわけで「あの有名海外アーティストが日本語で歌った曲特集」、もうちょっと突っ込んだところはまた次の機会にやりたいと思います!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア(稀にかかる邦楽はディレクター選曲)。最新1週間のリストは以下です。

6/12(月)

(11:03) Everybody Wants to Rule The World / Tears for Fears
(11:13) Manic Monday / Bangles
(11:43) Out of Touch / Daryl Hall & John Oates
(12:17) Hold Me Now / Thompson Twins
(12:51) Time / Culture Club –

6/13(火)

(11:05) Hungry like the wolf / Duran Duran
(11:44) New song / Howard Jones
(12:17) Borderline / Madonna
(12:51) West end girls / Pet Shop Boys

6/14(水)

(11:04) Oblivious〜想い出のサニービート〜 / Aztec Camera
(11:17) This Charming Man / The Smiths
(11:44) Come On Eileen (Single Edit) / Dexy’s Midnight Runners
(12:18) Back On The Chain Gang / The Pretenders

6/15(木)

(11:04) New Sensation / INXS
(11:17) Monkey / George Michael
(11:44) Alphabet St. / Prince
(12:51) Walk The Dinosaur / Was Not Was

6/16(金)

(11:02) The Way You Make Me Feel / Michael Jackson
(11:16) When I Think of You / Janet Jackson
(12:13) Rhythm Of The Night / DeBarge
(12:24) Let’s Hear It for The Boy / Deniece Williams
(12:51) Freeway of Love / Aretha Franklin