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パスポートの保管場所、○○と一緒にすると入国できない可能性?

森本毅郎 スタンバイ!

きょうは、先月外務省が注意を促した、パスポートの保管場所ついて、6月19日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

★○○と一緒に長期保存すると、白く濁る?!

先月、外務省のツイッターで、パスポートの保管場所について注意喚起されました。何と一緒に保管したらダメなのか?外務省 旅券課長の鈴木誉里子さんのお話です。

外務省 旅券課長 鈴木誉里子さん
『パスポートを防虫剤と一緒に保管しないで下さい』という注意喚起をしています。パスポートの身分事項ページは、ラミネートフィルムで覆われています。防虫剤と一緒に保管していると、このラミネート部分が白くなってしまう。防虫剤に含まれている“パラジクロロベンゼン”が影響しています。

実際にラミネート部分が「変色した」という問い合わせが過去にあったそうですが、その時点では、外務省も原因が分からなかったと言います。何が原因かを突き止めるため、外部委託で実験を行った結果、“パラジクロロベンゼン”という成分が入った衣類用の防虫剤が、パスポートを変色させる原因であることが分かりました。そこで現在、外務省は、ホームページやツイッターで注意を呼びかけているということです。

★パスポートの白濁で、入国拒否される可能性も

では、パスポートが白く濁るとどんな影響があるのか?再び外務省の鈴木さんのお話です。

外務省 旅券課長 鈴木誉里子さん
特に外国の出入国において疑問を持たれ、長時間取り調べを受ける可能性がある。写真や文字が見えなかったりするので、持っている人とパスポートが同一人物なのかが分かりません。当然、出入国担当官が判断できないと考えれば、入国拒否される可能性は十分にあります。

日本への出入国の際は、日本の入国管理官が審査するので、明らかに読めないということが無い限り基本的に支障はないそうです。しかし、海外への入国時に「本人確認が出来ない」と判断された場合、認めてもらうまで長時間に渡って取り調べを受けることもあるそうです(実際にそういった事例もあったとのこと)。最悪、入国することさえ許されず、そのまま日本に帰国しなければいけない…という事態にもなりかねません。

★パスポートをタンスに保管している人、大丈夫?

防虫剤と一緒に保管するだけで、こうしたトラブルに巻き込まれるかもしれないパスポート。ではみなさんどこに保管しているんでしょうか?街の方に聞いてみました。

●「タンスだと思います。タンスといっても服とかじゃないものが入れてある引き出し。
●「タンスの小引き出しにハンカチとかと一緒に入ってる。防虫剤は入ってない、下の段には入ってる。
●「タンスの中。そこには防虫剤は入れてないが、他の段には防虫剤を入れている。
●「テレビの近く。缶の中に。なくならないように大事なものとまとめて置いてればいいかなと。

タンスにしまっているという人が圧倒的に多く、その他、テレビの近く、クローゼット、PCの近く、キッチンの引き出し、本棚、金庫、持ち歩く方など、様々な声がありました。

★なるべく防虫剤の効力が及ばない場所に置くこと

先日約50人に聞いた限りでは、「パスポートと防虫剤を同じ引き出しに入れている」という人はいませんでしたが、外務省の鈴木さんによれば、一緒でなくても注意すべき点があるそうです。

外務省 旅券課長 鈴木誉里子さん
防虫剤ってあれだけ小さくても、大きな引き出しに1個だけ入れておけばいい。なので、少し遠めでも、揮発する成分であるパラジクロロベンゼンの影響があるのではないかと想像します。

防虫剤の成分“パラジクロロベンゼン”は揮発性で、気体になって広がっていくので、効果が届く範囲だとパスポートの変が起きてしまう可能性があるとのことです。パスポートを入れている引き出しと、防虫剤を入れている引き出しが隣り合っていたりする場合も、注意が必要ということでした。

これがなぜか爆笑された田中のパスポート。この、顔写真・名前・旅券番号などが書いてあるページはラミネート加工が施されていて、防虫剤と一緒にしておくと、白濁する可能性があるんです!

これがなぜか爆笑された田中のパスポート。この、顔写真・名前・旅券番号などが書いてあるページはラミネート加工が施されていて、防虫剤と一緒にしておくと、白濁する可能性があるんです!

★磁気に弱いICチップも要注意

また、テレビやパソコンの近くに置いている方もいましたが、こちらも注意が必要と教えてくれました。

外務省 旅券課長 鈴木誉里子さん
旅券にはICチップが搭載されていて、これは磁気に弱いんです。さらに、直射日光が当たる窓際などの高温・多湿な場所ではなく、日陰に置くことが必要。偽変造パスポートへの対策技術が進歩していて、そのうちの1つがICチップなので、今の旅券においてはICチップは極めて重要な要素です。これが壊れていると出入国で時間がかかったり、拒否されたりという可能性は相当高まります。

海外に旅行される際には、どこに保管していたかを確認して、心配であれば近くのパスポートセンターなどで確認をして欲しいとのことでした。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!