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地域密着で災害を防ぐ「自治体お抱え気象予報士」が増えている

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「気象予報士のお仕事と自治体のお抱え気象予報士」について。

気象予報士になるには?
1年に2回試験があり、何回受けてもOK。年齢制限もありません。(増田さんは3回受けて合格!)増田さんはひたすら気象予報士試験の過去問を解いたとか。今は問題が難しくなっているので、スクールに通うのが合格への近道。合格後は、気象会社などに所属をしてお仕事をします。

気象予報士のお仕事
“気象予報士”と聴いて思い浮かべるのは、ラジオやテレビなど、マスコミに出て予報をする姿だと思いますが、気象予報士には様々な仕事があるんです。

・屋外イベントの天気予報
先日、沖縄であったAKB48の総選挙が、大雨のため屋外が一部中止になりましたね。天気の崩れが予想される中、屋外イベントを実施するか、しないか、これを判断するのも気象予報士の仕事。沖縄のイベントは、飛行機で遠くから来られる方もいるので、数日前に開催するかどうかを決めないといけない場合が多いんですね。

・農家向けの天気予報
小麦やお茶や干し草など、収穫の時に濡れた状態だと品質が落ちて、売れる値段が大きく変わってくる農作物もあります。なので、「3日間、ちょっとも雨が降らない日程を教えて」などという依頼も。大規模に農業をされている場合だと、億単位の損害になってしまうなんてことも・・・

・撮影の天気予報
ドラマ・CM・映画などの撮影で、晴れる時間を教えてほしいとか、逆に、晴れすぎると困るので少し曇っているくらいの時間を教えてなどという依頼があります。気象予報士は、単に予報をするだけでなく、みなさんの判断のアシストをするんですね。

自治体のお抱え気象予報士
以前、番組でも少しお話しましたが、「自治体お抱え気象予報士」という仕事が新たに出てきそうなんです。去年、全国で6つの自治体(新潟県三条市・静岡県伊豆市・広島県廿日市市・長崎県諫早市・鹿児島県出水市・茨城県龍ケ崎市)に、テストとして半年間、気象予報士が派遣されました。大雨などの防災時、気象情報の収集や、今後の見通しの解説など支援を行うことで、自治体の防災担当職員は市民への対応に専念できるようになります。また、気象予報士の解説によって、避難情報を出すかどうかの迷いが小さくなり、より迅速な発令につながったケースもあったそうです。

災害時以外は何をするの?
毎日、職員の方へ気象解説をして、気象情報の使い方を教えるなどします。あとは、学校で天気の授業をしたり、消防関係者などに講演したりして、市民の防災力をアップする活動もしていたそうです。市町村のホームページで毎日、その地域にしぼった天気予報を流すというのもアリですよね。去年のテストケースは、予報士が派遣された自治体には非常に好評だったそうで、今後も気象予報士を雇うことをすでに決めた市もあります。

今後は地域に密着した気象予報士・気象情報がますます増えていきそうです。気象予報士を目指しているみなさん、ぜひ頑張ってください!
生活は踊る20170622