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「小江戸」という呼び名はテレビレポーターの言葉から生まれた

ジェーン・スー 生活は踊る

今の『小江戸』ブームを生んだのは、テレビレポーターの一言だったらしい」

日本に、小京都と呼ばれる都市は「45か所以上」。その元締めは京都市観光協会が主催する組織「全国京都会議」でした。小京都に続いて今回は「小江戸」。

  • 「小江戸」という言葉にそもそも明確な定義はない。
    埼玉県の川越市は、利根川水運によって江戸との交流が深く、まるで江戸のように栄えていたとことから「小江戸」と江戸時代から言われていたそうです。
  • 江戸時代以降も、「小江戸」の名を冠する町は、日本各地にいくつかありました。栃木県栃木市、千葉県香取市、千葉県夷隅郡大多喜町、神奈川県厚木市、滋賀県彦根市など、全国に6か所以上はあります。江戸情緒を残す街の形容詞として「小江戸」という言葉が使われるケースも多い。

 

ところが近年「小江戸」という言葉がメディアでよく聞かれるようになったのは、まったく別の理由! 一気にメジャーになったきっかけは「小江戸サミット」なんです。

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「小江戸サミット」主宰者のひとつである埼玉県川越市・産業観光部 観光課に取材した結果・・・

  • 「小江戸サミット」とは?
    先ほども言った、「小江戸」と呼ばれている全国の都市のうち埼玉県の「川越市」、栃木県の「栃木市」、そして千葉県の「香取市」の3都市共催している1996年から始まった「町おこしのための勉強会・交流会であり、観光キャンペーン」のこと。観光キャンペーンとしては、各都市で「小江戸」の名前を前面に出したイベントやお祭りをしたり、宣伝の展開。川越市に関して言えば、「小江戸」として情報発信することで、マスコミの取材や、観光客も飛躍的に増えたそう。
  • この小江戸サミットが立ち上がった、意外なきっかけ・・・
    小江戸サミットを呼びかけたのは、栃木県の栃木市。ここはそもそも、以前この番組でも紹介した、「全国京都会議」の立ち上げに誘われそちらに加盟しております。栃木県栃木市はそれまで、小江戸ではなく、「小京都推し」だった!
    ところが、1994年。あるテレビ局が取材で栃木市を訪れたとき、その関係者が「ここは小江戸ですね」と表現。それを聞いた当時の関係者は、大変なインパクトを受け「言われてみれば、たしかに、栃木市はもともと江戸と日光を結ぶ港町。つまり、小京都よりも、小江戸のほうが相応しいのかもしれない!
    こうして2年にわたる勉強会を経て、同じような特色をもっている埼玉県の川越市、千葉県の香取市(当時は佐原市)に声をかけ、1996年、「第1回 小江戸サミット」が開催されることとなった。
  • つまり、小江戸とは、「小京都」の影に埋もれそうになった街にスポットを当てた起死回生のナイス・ネーミングだったのです!