お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

永六輔は“大往生”に気づいていないかも

久米宏 ラジオなんですけど

TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
7月8日(土)放送のゲストコーナー「今週のスポットライト」では、永六輔さんの長女で映画エッセイストの永千絵さんをお迎えしました。2016年7月7日に永さんが亡くなってから一年。早いですね。

永千絵さん

お互いに「会うのが怖くて落ち着かなかった」と口をそろえる千絵さんと久米さん。以前から知ってはいるけれど、きちんとお話をするのは意外にも今回が初めて。

スタジオ風景

「父がたくさんいじめたので、今日は久米さんにリベンジされるかも」と心配だった千絵さんは、攻撃は最大の防御とばかりに“六輔風”の装いで登場。「永さん本人かと思った」と久米さんが驚くぐらい、本当によく似ています。でも千絵さんは、それが小さい頃からずっといやだったそうです。父娘で歩いていたら、あんまりそっくりなので指をさされて笑われた。大学生の時、就職活動のために慣れないメイクをしてみたら、鏡に映っていたのはまるで女装した永六輔。「私も、松たか子さんと松本幸四郎さんみたいだったらよかったのに!」と千絵さん。でも今は、この顔でよかったと思っているそうです。それは、鏡を見ればいつでも父がそこにいるから。

永六輔さんの直筆サイン入り本

千絵さんは、2002年に母・昌子さんが亡くなった時、愛妻家だった永さんはすぐに後を追うように逝ってしまうかもしれないと思ったそうです。でも永さんはその後14年間、体調を崩しながらもラジオの仕事を続けました。千絵さんは、そんな父・六輔さんが生放送中に眠るように最期を迎えるというシナリオを書いて準備していたそうです。それこそが永六輔の大往生だ、と。すごい娘です。もちろんこれは実現しませんでしたが「久米さまと堀井さまには、ぜひこのシナリオを引き継いでもらいたいんです!」と千絵さん。どうします、久米さん?!

スタジオ風景

千絵さんは妹・麻理さん、夫・良明さんと10年近く永さんを在宅で介護し、最期を看取りました。晩年は体調の波が激しかった永さんでしたが、亡くなる前の晩はとても元気だったそうです。久しぶりに永さん、千絵さん、麻理さん、父娘三人が家にそろってとても盛り上がり、これならまたラジオで声を届けることができるかもしれないという話もして…。「だから父は、自分が死んだことにまだ気づいてないかもしれないですね」。『大往生』という本を書いて、どうやって人生の最期を迎えるかということをずっと考えてきた永さんが、自分の大往生に気づいていないなんて!? でも、それも永六輔さんらしいですね。

スタジオ風景

千絵さんが10年近くにわたる介護生活とつづった本『父・永六輔を看取る』(宝島社・税別1300円)が近々発売されます。今回のお話を含め、娘から見た永六輔さんの姿が書かれています。

永千絵さんのご感想

永千絵さん

私は父(永六輔さん)の『土曜ワイド』の頃から、本当に朝からずっとTBSラジオを聴いて、動けなかったんです。「大丈夫かしら?」って思いながら父のラジオを聴いて、お昼の1時になると「あぁ、終わったぁ」。それでほっとして、そのあとの久米さんのこのラジオがすごく楽しみで。だから、これまでかなり聴き込んでいると思います(笑)。

特にこの2時のコーナーでは本当にいろんな人が出ていらして、久米さんがまたいろんなことをご存じなのでとても楽しくて、電柱の話(2016年11月19日)なんか大好きでした(笑)。そんなコーナーに出させていただいて、堀井さんの声でプロフィールを読んでいただいて、本当に光栄です。

最初の12分間で久米さんが、父と会っていなかったらもっと素晴らしい人生を送ることができたかもしれない…と話しているのを聴いて、あぁ、どうしよう!って思っていたんですけど、やさしかったので嬉しかったです。今日のことは一生、胸の中に温めて生きていこうと思います。ありがとうございました。

2017年7月8日(土)放送「今週のスポットライト」、ゲスト:永千絵さんhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170708140000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)