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医療や福祉に関するものを扱っているセレクトショップ”HALU”▼人権TODAY(7月22日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で、8:20頃に放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは・・・医療や福祉に関するものを扱っている“セレクトショップ”についてです。

日本初の医療福祉系セレクトショップ

場所は東京・世田谷区の三軒茶屋の駅から歩いて5分ほど、商店街に面したビルの二階にあるお店です。夕方で商店街も人でにぎわっていました。

左の青色の建物がお店です。

 左の青色の建物がお店です。

一見、何のお店かわかりません。

一見、何のお店かわかりません。

お店に入ると、二人の若い女性のお客さんが居ましたので話を聞きました。

女子大生2人組

ぷらっと、来ました。ぷらっと面白そうだなって思って寄ってみました。カードケースとかポーチとか、リサイクルにもなってて、でもすごく可愛くていいなって思いました。ちょっと変わった雑貨屋さん?ユニークですね。

「可愛い」と言っていた商品が、こちらです。

poRiff(ポリフ)というシリーズのカードケースです。

poRiff(ポリフ)というシリーズのカードケースです。

「リサイクルにも」と言っていたように、たくさんの買い物袋を切り取って作られているので、元の買い物袋の色がそのまま模様になっています。これは、大阪の福祉施設に通う精神障害のある人などが作る工程に関わっています。

そして、もう一つ。お店で販売しているもので、オプナというスプーンです。
握力の弱い方や、怪我などで手に障害がある方でも自由に持てるというスプーンです。

“私は右利きですが、左でも持ちやすいです。[/

私は右利きですが、左でも持ちやすいです。

“柄”の部分が、木の枝の様に分かれています分かれているこの“柄”をそれぞれ自由に持ち、さまざまな角度から負担を少なく使うことが出来ます。

興味関心を引くきっかけ作りを

お店の名前は、“HALU Unique&Universal”。
“医療福祉系セレクトショップ”をうたっていて、お店の外観もインテリアショップのようです。

外には、店の名前を書いたシンプルで小さな看板があるだけ。

さきほどの2人は横浜の方で、初めての三軒茶屋でカフェ巡りをしていたところ、「何のお店なんだろう」と気になって入ってきたということでした。

この二つのほかにも、福祉施設などで作られている食品や雑貨、また、子供から高齢者まで誰もが使いやすいように作られた“ユニバーサルデザイン”の食器や文房具など、さまざまなグッズを置いています。

福祉のイメージチェンジを図る

運営しているのは、東京のNPO法人「Ubdobe」です。Ubdobeは、2~30代の若いスタッフが中心となって「かたいイメージもある」医療や福祉業界をおしゃれなイメージに変えようという活動をしています。

Ubdobeの活動は、例えば、医療や福祉のことを知ってもらう音楽ライブや今流行りのヴァーチャル・リアリティを使って障害体験をするゲームなどのイベントを開いています。

「HALU」は去年の7月にオープンしたのですが、店長の舘野友仁さんはこう話します。

HALUの店長 舘野友仁さん

福祉作業所で作られているんですって伝えて販売してしまうと、じゃあ買ってあげようみたいな、同情みたいな気持ちで買ってもらうのは、なんか継続的な買い物にもならないし、かなりターゲットも絞られちゃうので全然世の中に発信されないなって思って、まずは可愛いとかかっこいいとか、手に取りたいって思うような物を、と思いました。

イメージが先行してしまうと、買ってもらうのがなかなか難しい現状がありますが、イベントなどの活動の延長でお店をオープンさせました。

製品の背景の説明書きもそれぞれあります。

製品の背景の説明書きもそれぞれあります。

道案内の役割をする相談窓口を併設

また、HALUには、医療や福祉について気軽に相談できる場所として、“予約制の相談窓口”もあります。今回、Ubdobe代表の岡勇樹さんに相談したという、19歳のダウン症の息子さんがいるご夫婦に話を聞きました。
息子さんは初対面の人と話すことが苦手だったり、言葉が出にくいこともありますが、学ぶことが大好きな、定時制高校の4年生です。
本人には「大学や専門学校にも行ってみたい」という希望がありますが、障害がある学生に配慮した試験方法や受け入れる体制があるのかどうかわからなかったので、岡さんに相談をしました。結果、岡さんが専門学校や大学に事前に話をして、オープンスクールに参加して、できること、できないこと含め、いろいろな情報を得ることができたということです。

 相談窓口の横には、医療や福祉に関する本もあります。/

相談窓口の横には、医療や福祉に関する本もあります。

今後の進路だけでなく、子供のころから、ご両親は息子さんの希望をかなえるため、学校や行政に相談してきたけど、応じてもらえることは少なかったんです。

今のところ、息子さんの進路は決まっていないのですが、社会に出る前の訓練として「HALU」で1週間に1日、数時間、iPadを使って名刺整理をする作業をしています。

ご夫婦に話を聞きました。

お父さん

学校なり、いろんな環境の中で日々いろんな弊害もありますし、いまだに現状としてありますので。僕にとっては、ここから何かをさしていただけるんであれば、本当にありがたく、それだけですよね、感謝しかないです。彼にとったら、最高の自分の居て良い場所なんだと思います。

お母さん

岡さんたちと話した日から考える余裕がないくらいの早さでいろんなことが動いていったので。それまでって断られるだけがほとんどだった、行政もそうですけど。

ここの相談窓口は、相談に来た人の内容に応じて、お店が社会福祉士・介護福祉士・看護師・理学療法士・作業療法士など医療や福祉の専門家を紹介します。お店が持っている専門家のネットワークを使って、できるだけ速く、相談に対応します。

興味を持った方は、HALUにお問い合わせ下さい。
電話番号は、03-6805-2880です。
平日11~19時まで受け付けています。

お店の営業時間も、同じく平日11~19時です。

お店の営業時間も、同じく平日11~19時です。

(担当:中矢邦子)