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スイカに異変!広がるスイカ離れ

森本毅郎 スタンバイ!

実は、今日は“スイカの日”とも言われている日なんですが、その夏の食べ物の“スイカ”にいま変化が起きているんです。それは、お店での“販売の仕方”です。7月27日(木)は、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『スイカ離れのアレコレ大作戦』について取材報告しました。

★必ず甘い!扇形のカットスイカ登場

まずは、詳しいお話を株式会社いなげやのカットフルーツ担当バイヤー 春名瞳さんに伺いました。

株式会社いなげや 春名瞳さん
いま、1個での購入が難しく、“スイカ離れ”が進んでいるのが事実です。これを食い止め、若い人に食べてもらいたいことから、最初は“スマイルカット“という8分の1、6分の1の切り方から皮がない四角く切られている「ブロック売り」を販売。今ですと、弊社では”スティック売り“といって、どれを選んでも甘いところがある切り方で販売をしています。

なかなか若い人が買わない”スイカ離れ“が起きているので売り方が変わってきています。よくコンビニとかでも”カットフルーツ“を見かけることがありますが、特にその売り方が細かく変化しているのが”スイカ“なんです。この数年でも”1玉売り“から”カットタイプ“に変化し、そのカットタイプも年々薄くなって8分の1まで薄くなったかと思ったら、今度は、ブロック売り。そして今はスティック売りになっています。

スティックと聞くと野菜スティックのような縦に細長いものをイメージするかもしれませんが、いなげやではスイカの一番甘い部分の中心から皮のほうに向かって、扇形に切った形を指します。必ず甘いところが入るので最近、人気だそうです。

以前のブロック売りですと、皮に近い部分だけのブロックスイカがたくさん入ってしまった場合甘くないことが多く入ってしまうこともありますので、いま人気のスティックタイプは、必ず甘く、皮もない、そしてプラスチックの楊枝も入っているので手も汚れない!至れり尽くせりなんですね。

左がスマイルカット。右はスティックタイプ。

左がスマイルカット。右はスティックタイプ。

ご家族向けの大容量のスティックタイプのスイカ。

ご家族向けの大容量のスティックタイプのスイカ。

★ゴミ・臭い・種の処理は苦手。だけどスイカアイスは好き!

では、本当にそんなに“スイカ離れ”が進んでいるのか調べてきました。街の人たちに、聞くと、スイカ離れの声が色々出てきました。

●「30代の主婦です。皮を捨てるときに虫が出るので、ゴミが出るのが一番大きいですね。」
●「20代です。スイカ食べようという気分にはならないです。種が面倒臭いし、すぐ汁が垂れて、服が汚れるのも気になります。」
●「30代、主婦です。子供が食べないので、買う機会が少ないです。6歳の子供は、スイカはキュウリみたいな臭いが青臭いので、切るのも嫌がります。」
●「(子供にスイカ好きか聞くと・・・)んー嫌いっ!」
●「20代、学生です。スイカ好きじゃないけど、おばあちゃんが買ってきて食べろって言われて断れなくて、食べました。」
●「10代です。別に好きじゃないです。アイスのスイカバーは好きなんですけど。手軽に食べやすくて、手も汚れないし、食べれるチョコの種なので口から出さなくて済みます。」

6歳のお子さんから、30代まで若い人は圧倒的に“スイカ離れ”でした。最後の女性はスイカバーのアイスですから、これはスイカではないですね・・・。

★健康・水分補給が目的!定期的に買います。

スーパーが苦戦するのもわかりますが、それでは食べる人が全くいないのかというと、そうではありませんでした。スイカを食べる人にはこんな理由がありました。

●「腎臓とか臓器に良いから、スイカを1つ丸ごと買ってます。」
●「1週間に1回、丸いまんま買ってます。利尿効果があって、夏はむくみをとるらしいので。お昼、家族揃ってないときにたいらげられなそうな時は元からカットされているものを買います。」
●「スイカは1玉は買えないので、8分の1とかにカットされてるのを買います。好きです、水分があって、さっぱりで。週1で買って、夜ご飯代わりに食べてます。」

皆さん、さまざまな理由で、スイカを召し上がっていました。ですが、街で聞いた結果、聞いた人のなんと“8割”がスイカを食べない人!しかも、ほとんどが若い人でした。

★食べる前提だけど、とにかく割って!触れて!

取材をしていくと、かなりスイカ離れが進んでいると思いましたが、実は、スーパーだけではなくて農家の人達もいろいろと工夫をしていました。スイカの生産日本一の山形県尾花沢市で、実家が農家だったという三浦好昭さんはこんな企画を作りました。

日本すいか割り推進協会の会長 三浦好昭さん
スイカ離れと聞きますが、なかなか簡単に食べなくなったのが現状かなと思います。ですので、スイカ割りをスポーツ・競技として立ち上げて全国に広めたいという考えから始めました。スイカ割りだけでなく、スイカを使ったいろんな競技も行っていて、スイカの“ボーリング”や“種飛ばし”など・・・スイカを食べる前に、スイカを使った企画で、スイカと触れ合って楽しんでもらうのが目的です。

日本すいか割り推進協会を立ち上げ、公式スポーツとして“スイカ割り”を普及させようとしています。ルールは、3人1組で、スイカから7m離れて、1分30秒以内にスイカを割ります。審判もいて、得点で競うもので、全国大会もやっています。ちなみに、今年は8月11日の祝日に尾花沢で開催予定です。
三浦さんは、とにかく「スイカを食べる前に、まずは割ってほしい。そのあと、良ければ食べてもらいたい」という思いで活動しています。

★生産者側も消費者側もスイカ離れの実情

このようにスーパーや、農家の人たちも頑張って工夫しているんですが、実は、もう一つのスイカ離れの方が深刻でした。再び三浦さんのお話です。

日本すいか割り推進協会の会長 三浦好昭さん
どうしてもお年寄りが主体の生産なので、生産量は少なくなっています。スイカが大きいので、お年寄りは運ぶのに重くて大変で重労働ですし、後継者がいないことから限界があるのかなと思っています。。」

お年を召した方にはスイカの生産は身体的に厳しいんだそうです。実際、スイカの生産日本一の山形でも生産を辞めた農家さんも三浦さんのまわりに結構いるそうです。

中矢邦子

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!