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台風のとき注意すべき「風津波」とは?【予報士が警告】

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「この夏の台風の見通し&高潮」についてお話頂きました。

生活は踊る20170803

台風5号はどうなる?

8月4日(金)の後半〜5日(土)に奄美地方に、その後は北上して日曜~週明けに九州へ接近。勢力が強いので、心配な状況です。ここ最近、台風の発生ラッシュとなっていましたが、8月半ばには、落ち着くと見ています。ただ、8月後半〜9月頭は再び台風が発生しやすくなりそうな気配があります。

今回の台風5号は、長寿台風とも言われています。台風にも、長生きするもの・短命なものがあるんです。過去の長寿台風の記録は19日間。今回はこれに近づく可能性も。台風の平均寿命は5日くらいなので、かなりの長生きですよね。ちなみに、短命台風というのもあり、過去には寿命が3時間、また、0時間という台風も。0時間??これにはトリックがあって、台風は日付変更線=東経180度をまたいで東へ行くとハリケーンなどに呼び名が変わるのですが、変更線付近で発生してすぐ東へ移動してしまったため台風とは呼べなくなり、0時間台風となったんです。

台風は、「大雨・暴風」の他にも「高潮」にも警戒が必要

今年2017年は、東京湾台風とも言われる台風から100年の年です。1917年に東京湾付近を襲った台風は、“高潮”で1000人近くの方が亡くなりました。
台風や発達した低気圧が通過するとき、海面が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。大気が海面を押さえつける力が弱まって海面が持ち上がる「吸い上げ効果」、また、強い風が陸に向かって海水を押し込む「吹き寄せ効果」などによって起こります。強い風が原因になることから、“風津波”とも言われることがあります。

津波は地震で海底が持ち上がって起こり、海水全体が持ち上がるため、陸地に流れ込んだ際には破壊力があります。一方、高潮は海面の表面の動きで、津波のような破壊力はないものの、徐々に海面が上昇してその状態が長時間続くことがあるため、被害が拡大する恐れがあります。

高潮は、気象災害の中でも甚大な被害が目立つ。

約5000人が犠牲・不明となり戦後最大の被害が出た伊勢湾台風では、被害の主な原因は高潮でした。また、2005年アメリカでは、ハリケーン「カトリーナ」によって高潮が発生。ニューオリンズなど広範囲が浸水するなどして、死者は1500人以上に。近年の国内では、1999年の台風18号の高潮で熊本県不知火町で13人の方が、2004年の台風16号でも瀬戸内海沿岸で高潮が発生して3名の方が亡くなっています。

高潮警報が出たらするべきこと

まずは海岸から離れることです。また、お住まいの地域が、高潮でどれだけ浸水の被害が出る場所か、出ている想定をあらかじめ知っておきましょう。家の2階で大丈夫な地域もあれば、2階でも危険な地域もあります。高潮警報が出るときは、台風が迫り、外が暴風雨になっている場合も。嵐になる前の移動が必要となります。高潮注意報・警報などの情報を逃さずキャッチして、早めに行動することが重要です。

★来週は、増田さんが夏休み中のお天気の疑問・質問に答えてくれます。so@tbs.co.jpまで、お送りください。
例えば・・・「8月12日・13日で東北地方に帰省します。天気はどうなりそう?」「8月19日に埼玉で花火を見ます。夜の天気は?」などなど。お盆休みのご予定など、かなりピンポイントでも構いませんので、ぜひ、お送りください!