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まだまだ暑くても、今日から秋です。

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

二十四節気のひとつ「立秋」。
「立秋」の「りつ」は、「立つ」と書きますが、このことばには、「はじまる」という意味があります。つまり、「今日から秋がはじまりますよ」ということなんですね。今はまだまだ、スイカやおそうめんがおいしい時期、秋なんてずっと先のように思えますが、昔の暦で言えば、暑さのピークがこの頃。これ以上、暑くなることはないだろうということで、この時期を「秋のはじまり」と考えていたようです。

そして、風流を愛する人たちは、たとえ、厳しい暑さが残っていても、そこから、ほんの少しでも秋の気配を感じとろうとしていました。秋の小さな気配を詠んだ歌としては、やはり『古今和歌集』にある、この歌が有名ですよね。

秋来ぬと 目にはさやかに見えねども   風のおとにぞ おどろかれぬる

ふと吹いた風に秋のきざしを感じるという、とても繊細な歌ですが、この有名な歌に、なんとなーく似ている俳句が、江戸時代につくられました。俳諧師、大伴大江丸という人が詠んだ、この一句です。

秋来ぬと 目にさや豆の ふとりかな

いかがでしょう、なんとなーく似てますよね。でも、大江丸さんは、そよそよと吹く風ではなく、おいしそうに太った【さや豆】に、秋の気配を感じたようです。「花よりだんご」とでも申しましょうか、「風流よりも食欲優先」といったところ、共感できる方も多いのではないでしょうか。

さて、立秋を過ぎたら、「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に切り替わります。
これから「残暑見舞い」を書く方は、「秋になったらおいしいものを食べに行きましょう」なんていうお誘いを添えてみるのもいいかもしれませんね。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」
月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。