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ポール・マッカートニーがジョージ・ハリスン追悼パフォーマンスで「ウクレレ」を使った理由とは。

ジェーン・スー 生活は踊る

夏にピッタリの楽器、ウクレレ。ハワイアンだけじゃなく、ロックやポップスの中でも数多く使われています。ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンの2人もウクレレを取り入れた曲を数多く手がけたアーティスト。音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんがウクレレソングを解説!

生活は踊る20170812

高橋芳朗のミュージックプレゼント ウクレレソング特集http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170811112432

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

※以下、番組内容書き起こし by みやーん(文字起こし職人)

【高橋芳朗】
今日のテーマはこちら! 「納涼サウンドシリーズ〜夏の楽器といえばやっぱりこれ! ほっこり涼しいウクレレソング特集」。こういう企画を組んだ日に限ってめちゃくちゃ涼しいっていうね。

【ジェーン・スー】
でもお家で休んでいる人たちにとってはちょうどいいんじゃない?

【堀井美香】
うん、なんかこのぐらいの天候のときに聴きたいかも。ウクレレ。

【高橋芳朗】
確かにそうかもしれないですね。というわけで、納涼サウンドシリーズ第三弾。これまではスティールパン特集や多重録音ソング特集をお送りしてきましたが、やっぱり夏に聴きたい楽器のナンバーワンといえばウクレレという気もいたします。いまバックで流れているのはわりと伝統的なウクレレを使ったハワイアンミュージックになりますが、今回はロックやポップにおけるウクレレを聴いていきたいと思います。さっそく曲にいってみましょうかね。ロックでウクレレを使った曲といえば、これを真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ポール・マッカートニーの1971年の作品です。

M1 Ram On / Paul McCartney

【ジェーン・スー】
気持ちいいですねー。

【高橋芳朗】
うん。まずはポール・マッカートニーのウクレレソングを紹介しましたが、ビートルズでウクレレというと実はジョージ・ハリスンなんですね。ジョージは昔からウクレレが大好きで、自分のソロアルバムにも積極的にウクレレを取り入れています。あと、ヴィンテージのウクレレをポールにプレゼントしたり、ポールの家を訪問して一緒にウクレレで曲づくりをしていたこともあるみたいですね。彼はウクレレ好きが高じてマウイ島に別荘を建てたりもしているぐらいで。

【ジェーン・スー】
へー!

【高橋芳朗】
では、そんなジョージ・ハリスンのウクレレの演奏が聴ける曲を紹介しましょう。彼の遺作となった2002年リリースのアルバム『Brainwashed』からジャズスタンダードのカバーです。

M2 Between The Devil And The Deep Blue Sea / George Harrison

【高橋芳朗】
ご存知の通りジョージは2001年11月29日に他界してしまうわけですが、それを受けてポール・マッカートニーはコンサートの演目にジョージの追悼パフォーマンスを組み込むようになるんですね。で、それがジョージがビートルズ時代に残した最高傑作「Something」をウクレレの弾き語りで披露するというものだったんです。このあたりにウクレレを通じたポールとジョージの友情が垣間見れるんじゃないでしょうか。では、ポール・マッカートニーの2002年のワールドツアーからジョージの追悼パフォーマンスを聴いてもらいましょう。

M3 Something (Live) / Paul McCartney

【高橋芳朗】
最後は2002年11月29日、ジョージ・ハリスンの一周忌に開催された彼の追悼コンサート『Concert for George』からジョー・ブラウンの「I’ll See You In My Dreams」を紹介したいと思います。ジョー・ブラウンはジョージが師と仰ぐイギリスの大御所シンガーソングライターで、これもウクレレでの弾き語りになります。このジョージの追悼コンサートは出演者がめちゃくちゃ豪華だったんです。ポール・マッカートニーやリンゴ・スターといったビートルズ時代の仲間はもちろん、エリック・クラプトン、トム・ペティ、ジェフ・リン、ビリー・プレストンなどなど、もう錚々たる顔ぶれで。

【ジェーン・スー】
うん。

【高橋芳朗】
そんなコンサートの最後を飾ったのが、このジョー・ブラウンのウクレレの弾き語りによる「I’ll See You In My Dreams(夢で逢いましょう)」だったというね。これだけの豪華ラインナップにも関わらず最後をウクレレの弾き語りで締めるあたり、ジョージへの愛と思いやりにあふれた素晴らしい演出だと思います。

M4 I’ll See You In My Dreams (Live) / Joe Brown

【ジェーン・スー】
これが追悼コンサートの最後の曲だったんですか?

【高橋芳朗】
そうなんですよ。

【ジェーン・スー】
それ、すごくない? だって一周忌のコンサートの最後に「夢で逢いましょう」って歌って終わるんでしょ?

【高橋芳朗】
しかもポールだリンゴだクラプトンだってスーパースターがごろごろいるのに、ウクレレの弾き語りで締めるなんてめちゃくちゃ粋だと思いません?

【ジェーン・スー】
粋ですねー。

【高橋芳朗】
そんなわけで、ウクレレ特集の名を借りたジョージ・ハリスン特集でした。

【ジェーン・スー】
お盆にちょうどよかったですね。I’ll See You In My Dreams!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア(稀にかかる邦楽はディレクター選曲)。最新1週間のリストは以下です。

8/7(月)

(11:05) I Keep Forgettin’ / Michael McDonald
(11:46) Look Who’s Lonely Now / Bill LaBounty
(12:19) Corss My Heart / Lee Ritenour
(12:51) I’ll Be the Fool Again / Robbie Dupree

8/8(火)

(11:03) When Love Breaks Down / Prefab Sprout
(11:16) Black Man Ray / China Crisis
(11:43) Boy Who Cried Wolf / The Style Council
(12:18) Never As Good As the First / Sade

8/9(水)

(11:04) Diamonds Are a Girl’s Best Friend / Della Reese
(11:16) On the Street Where You Live / Peggy Lee
(12:16) Tampico / Beverly Kenney
(12:51) That’s Your Red Wagon / Anita O’Day & Cal Tjader

8/10(木)

(11:04) Summer Breeze / Seals & Crofts
(11:16) Better Watch Your Back / Daryl Hall & John Oates

8/11(金)

(11:04) Lady Marmalade / LaBelle
(11:17) Dancing Machine / The Jackson 5
(11:48) Boogie On Reggae Woman / Stevie Wonder
(12:18) Slippery When Wet / The Commodores
(12:50) Rockin’ Chair / Gwen McCrae