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「泳げるお台場」に!港区の挑戦の評判は

森本毅郎 スタンバイ!

夏休みに海水浴に出かける方もいるかもしれません。その海について、港区が、お台場海浜公園を「泳げるお台場」にするための実証実験を行なったそうです。8月14日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

7月、港区が「泳げる海・お台場」を目指して行った実証実験について、詳しいお話を、港区・芝浦港南地区総合支所・協働推進課長の大浦昇さんのお話です。

★水質改善の秘策は「水中スクリーン」

港区・芝浦港南地区総合支所・協働推進課長 大浦昇さん
「海の中に『水中スクリーン』というものを張りました。これはオイルフェンスのように水面に浮き輪のようなものが浮いていて、その水面から、ポリエステル製のカーテンを水中に垂らしたものです。カーテンの全長(深さ)は180メートルで、これによって遮蔽されるエリアは約5500平米となります。お台場の浜辺の角のL字になっている部分を囲い込むように張りました。外から流れてくる大腸菌などを中に入ってこないようにする効果も期待されています。

お台場海浜公園はもともと、大腸菌の数や水の透明度などが、環境省の「海水浴の基準」を満たしていない日があり水質が不安定…。そのため東京都は、原則として海に入ることを禁止していて、顔を海水につけることも、泳ぐことも出来ません。

ただ、2020年の東京オリンピックでお台場がトライアスロンの会場になることなどから、「泳げる海」を目指して、今回初めて「水中スクリーン」を行ったということです。

森本毅郎スタンバイ!

「水中スクリーン」…全長180メートルのロープ状のフロートから、水中に2メートルのカーテンを垂らす(カーテンはポリエステル製=ビニールテントのような素材)

森本毅郎スタンバイ!

7月29日・30日の2日間限定で行われた、お台場海水浴。この日は、水中スクリーンで仕切られた区域内(テニスコート約21面分)で、実際に遊ぶことができました

港区は、この「水中スクリーン」を一ヶ月間設置し続け、スクリーンの内側と外側の大腸菌の数などの水質の違いを調べたということです。まだ結果は出ていないようですが、実際に大腸菌の数を減らすことが出来た事例(横浜市の山下公園周辺の海での水中スクリーン実験)もあるそうなので、今回も効果が期待されています。

★「お台場の海で泳ぎたい」という声が多い!

そんな「泳げる海・お台場」計画ですが、実際に海が綺麗になったら泳ぎたいか?お台場海浜公園に来ている方に聞きました。

●「顔をつけても平気なぐらいまで綺麗になれば嬉しいですね。近くに住んでいるので、せっかく海があるからもったいない。
●「子供を、プールよりも海で泳がせたい。自分も中に入りたいし。
●「ちゃんとシャワーの施設があればここでも問題ない。20年前の学生時代、黒い海だったころに平気で入ってたんで、それからずいぶん綺麗になってるし、あと数年あれば可能なんじゃないかなと思う。
森本毅郎スタンバイ!

平日のお台場海浜公園。この日は曇り空だったので、観光客はまばら・・・。海水浴は許可されていないので、泳ぐことはできません

せっかく近くに海があるので、綺麗になったら泳いでみたい、という声が多かったです。

★一方で根強く残る過去の悪いイメージ

一方、こんな声もありました。

●「泳げるようになってもお台場ではなく、湘南とか千葉とかに行く。お台場は景色を楽しみにって感じ。
●「お台場は水着でみんなが泳いでるイメージじゃない。雰囲気を楽しむ海って感じ。
●「ここも綺麗になるのかな?小さい頃の海の色を見てると微妙。泳ぐという感覚が全く無かった。
●「東京湾は、昔自分が子供のころ、結構ゴミがすごかった。今はだいぶ綺麗になったが、それでも裸になって泳ぎたいとは思わない。どうせなら、もっときれいな海に入りたい。

意外と多かったのは、「お台場で泳ぐイメージがわかない」という声。汚れが酷かったころの東京湾を見ていると、泳ぐ気にはなれないという意見でした。

★港区「水質も改善しつつ、イメージを変えていきたい」

という訳で、いくら「泳げる海・お台場」を目標に掲げたところで、人が来てくれなければ意味がないと思うのですが・・・。お台場のイメージを変えていく取り組みなど、行っているのか?最後に、港区の大浦さんに聞きました。

港区・芝浦港南地区総合支所・協働推進課長 大浦昇さん
PRについては、ちょっと弱いところはあるかもしれないです・・・。ただ、一般の方が持っている『東京湾は汚い』というイメージは、必ずしも東京湾の水質を反映したものとは言い切れないのかなと思います。皆さんがイメージしているよりは綺麗ですよ、ということを、しっかりと伝えていきたいとなと思います。

実際、港区の調査では、昔と比べると徐々に綺麗になっているそうなんですが、一般の方向けにPR出来ていないというのが現状のようで、今後、「汚い」というイメージを払拭することも課題だとおっしゃっていました。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!