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上野で急増!悪質な客引きの実態【あなたの街の現場にアタック!】

森本毅郎 スタンバイ!

スペシャルウィークの今週は“あなたの街の現場にアタック”と題して、身近な街の話題を取り上げています。けさ取り上げる街は、東京の“上野”です。上野といえば、上野動物園のパンダが話題ですよね。ですが、実はいま上野では、上野駅前やあの有名なアメ横商店街の周辺で“客引き”が横行していて、行政が動き出す事態となっているようなんです。8月22日(火)は、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『上野の街で横行する客引きの実態』について取材報告しました。

★台東区は客引きを10月から条例で取り締まりへ

いま“上野”で、客引きをめぐり、一体なにが起きているのか。まずは、台東区役所の神山忠義さんのお話です。

台東区役所 神山忠義さん
台東区では、近年、区内の繁華街において、路上などにおける居酒屋などの悪質な客引きが増加し、客引き行為がしつこいなどの苦情が寄せられました。特に上野駅周辺の繁華街での客引き行為に関する苦情が多く、区としては、こうした現状を鑑み、客引き行為などを明確に規制する罰則つきの条例を制定し、客引き行為が10月1日から禁止されます。(いままではどういう対応をされてましたか?)条例ができる前は、風俗営業等の規制に関する法律や東京都の迷惑防止条例で規制されているところで、警察のみの取り締まりを行ってきましたが、状況は改善されなかったので、区も一緒に取り締まりをしていくため、条例を制定しました。

これまで台東区としても警察と地元商店街とで夜間パトロールなどで指導を行ってきたそうですが、なかなかなくならないということから、10月から新たな条例で取り締まろうというお話でした。

お話を伺った神山さんと。

お話を伺った神山さんと。

新たな条例では、違反を繰り返した場合、お店の名前が区のホームページに公表されたり、5万円以下の罰金がかせられるなどの罰則があり、区はこれでなんとか取り締まる方針のようです。

★商店街の店主たちのさまざまな困惑の声

では、実際に、上野では、行政が動くほどの客引きがそんなに行われているのか。上野のアメ横商店街でお店を営むみなさんに聞きました。

●「(実際ここって客引き多いですか?)多くなった、ここ2、3年。困ってますよ、我々も。」
●「ここの客引きはね、昼間は、ほとんど物品販売の黒人が多い。夜になると風俗の客引きが目立つんだけども、昔は物品販売の客引きっていうのはいなかった。50年くらいいるけど、初めて。我々は昼間の商売だから…昼間は、商店街のイメージダウンされると困るわけ。だから条例でしっかり取り締まって貰わないと。取り締まりが必要じゃないかと思います。」
●「ああいうのいると、お客さん違和感あるから良くないですね。印象的にもよくないでしょう。客引きしないと売れない品物だったら困っちゃうもんね。ケバブ屋さんも強引な客引きしているし、そういうのがいっぱい来て、困ってるんです。本来のアメ横の姿じゃなくなっちゃった。」

この方々は、アメ横商店街で50年以上も時計や革製品などを販売しているお二人です。お二人によると洋服などを売る外国人がここ2、3年で突然出てきて、お昼にお店の外まで客引きしに出ていて、それが同じ物品販売をしている側として、良くないとお話しされていました。

★客引きされた学生達「客引き迷惑。嫌。」

そんな中、本当に、客引きされて洋服を販売されている人はいるのか。今度は、昨日アメ横に来ていたお客さんに聞きました。

●「(きょう客引きされました?)外国人に、ブラザーって言われてされました。 洋服ですね。Tシャツです。ブラザー、ブラザーって。目があっちゃうと、ブラザーって言われちゃうんで、そらしてたんですけど、ブラザーって言われて。値段が7千円だったのが、2千円とか3千円とかにされて、やっぱいいですって言ってやめました。上野の客引き迷惑です。」
●「なんか外国人がいるとこでめっちゃ客引きされて、買いました帽子。最初5、6千円とか言われて。で、ムリムリそんなお金持ってないって言ったら、お金下げるからって言われて結局3千円ぐらい払って、その帽子買わされて。歩いてて、お姉さんたち、ちょっと見ていかない?いまみんな女子高生がこういうのスキで、みんな見てるよとか言われて、そんな良いのがあるのかなって思ってちょっと中に入ったら、結構帰れない感じの雰囲気で。なんかお店自体が狭くて、だから、身動きが取れない感じだから一回入ると出れないみたいな感じでした。買うまで凄い押してきます。困ります、嫌ですね。」

最初の男性が言っていたように「ブラザー」などと親しげに話しかけてくるようで、取材をしていた私達にも「マイフレンド」と言って声をかけられました。そして2人目の女子高生が言っていたように、狭い店内で買うまですごく押してくるそうです。

アメ横を歩いていると客引きにあっている人をかなり見かけます。

アメ横を歩いていると客引きにあっている人をかなり見かけます。

★客引き実録「洋服・ケバブ・風俗店…」

では実際、アメ横の客引きとはどういう感じなのでしょうか。昨日上野を歩いていたら、次のようにお店の外で客引きにあいました。その模様です。

●「ア―・ユー・ジャパニーズ?(イエス、ジャパニーズ)リアリィ?(イエス)。ユー・ドント・スピ―ク・イングリッシュ?(イエス)OK、ユー・ルック・インサイド。」
●「見るだけ見ていって、見るだけで大丈夫。ここ日本でしょう。」
●「ケバブ(ケバブ)日本語?(はい)ああそうか、店長!(あっ、ちょっと待って下さい)大盛、大盛…(ちょっと…)。」

皆さん外国の方で、最初のジャパニーズ?ときかれたのが、お昼に私が洋服販売とケバブの客引きをされた様子です。この他にも客引きにあいましたが、なぜかどなたにも日本人には見られないようで…日本人と言うとビックリされました。

そして、夜の19時を過ぎて夜になると、一緒に来た男性ディレクターが客引きをされていました。

●「マッサージ、3千円。全身でやる、気持ちいい。頭から足。お兄さん、こっちで話。どこ一番疲れた?全身でやって、あとで色々する、1万円よ、最高。OK?行くか?」

こちらは、風俗店の客引きで男性ディレクターは3分ほど腕を引っ張られるなど結構強引な様子でした。

いずれも10月から取り締まりが行われる上野駅のアメ横の中で行われていましたが、まだ夏休みで上野に行く方も多いと思いますので、こうした客引きには注意が必要です。

中矢邦子

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!