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無類のドラクエ好き・中川翔子さんが登場! 宇多丸・48歳にしてまさかのドラクエデビュー

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

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■ドラクエ11は堀井雄二さんの“堀井節”が炸裂しまくっている会心の一作!

「マイゲーム・マイライフ」の8月26日のゲストは満を持しての登場、しょこたんこと中川翔子さんでした。しょこたんと言えば、「オタク趣味」を持つ人々を、この世の中で生きやすくしてくれた偉大な一人だと私は思っています。オタクとは“恥ずかしい”ものであり、こそこそと端のほうで趣味に没頭する、というイメージが主流だった頃、テレビで堂々とゲームやマンガの話をするしょこたんに勇気をもらったものです。

さて、昨年「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー」でドラクエ4のアリーナを演じるなど、ドラクエ作品に関連した仕事も少なくないしょこたんですが、そういった仕事に繋がる前からもともと無類のドラクエ好き。この番組では、しばしばFFの話題にはなれど、ドラクエの話を掘り下げてくれるゲストがなぜか今までに一人もいなかったのです。本当に待ってました、この回を! この放送後記を担当する私もドラクエ派でございます!

一方で、RPGを苦手とし、ドラクエにもFFにもほとんど触れずにきてしまったライムスター宇多丸さん。毎回、ゲストのRPGトークをのらりくらりとかわすのが番組のお家芸(?)のようにもなりつつありましたが、なんと今回の収録に先立ってドラクエ11を始めたのだそうです。あれだけRPGは嫌だ嫌だと言いながら、まさかのドラクエデビュー……! こんな日が来ようとは……。番組を初回から聞いている人からしたら、宇多丸さんがいかにRPG嫌いかを知っている人からしたら、これは大事件です。宇多丸さんにとって正真正銘、初めてのドラクエです。

これにはしょこたんも「初めて11でドラクエに触れた方の、フレッシュな感想をすごく聞きたいです!」と大興奮。「ドラクエが人生の思い出に刺さり倒している人たちにとってはもう、集大成であり、最高な傑作が登場してしまって」と続けます。そうです、そうなんです……! ドラクエ11って、ドラクエの過去作を愛してきていればいるほど、「今までドラクエを好きでやってきてよかった……!」と思えるポイントがたくさんあるんですよね。

さらにしょこたんは、

「3ゴッド(堀井雄二さん、鳥山明さん、すぎやまこういちさん)が揃う最後の作品かもしれない」
「神々(3ゴッド)の会心の一撃」
「今回、堀井雄二さんの堀井節が炸裂しまくっているんです。ちょっとでもズレると違ってしまうところを、まったく1ミリもブレずに、ザ・ドラクエな、そうそうこれがドラクエだ!っていうことを、3DS版でもPS4版でもちゃんと一本化してくれている」

とドラクエ11をべた褒め。わかる~~~~~! まさに最初から最後まで、堀井さんにしか書けないドラクエがそこにありました。

ここまで番組開始から5分ほど、まくしたてるしょこたん。ふんふんと必死で聞いていた宇多丸さんのターンがやってきました。宇多丸さんんは初めてのドラクエに対して、実に初々しい反応を見せます。

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宇多丸「これが! 噂に聞くスライムか! これが! レベル上げか!」

しょこたん「そっか! そこなんですね! 新鮮!(笑)」

宇多丸「そのレベルですよ。ぽよーんとしたのが出てきてさ」

しょこたん「敵だと思ってなかった人も多いですよね。味方じゃないの? ピカチュウ的なやつじゃないの?って」

宇多丸「そうそう。スライムかわいいじゃないですか。なんかニコニコしているし」

しょこたん「今回、最初にスライムが出てきたとき、母が『なんで倒しちゃうの! かわいそうじゃん!』ってキレるっていう(笑)」

終始テンションの高いしょこたんですが、ドラクエシリーズであれば今までの作品は何でも最高だったわけではなく、「そうじゃないんだよなぁ~、というのもあったりしましたよ。あったりしたのも経て、ドラクエ11キターーーーやったーーー! なんですよ!」と途中さらっと言っていたのがリアルでした。おっしゃる通りで、ドラクエは7~10あたりは、良く言えばエッジの効いた、悪く言えば人によって好き嫌いの出る、そんな作品が続いていたように個人的には思います。対して、最新作のドラクエ11は“ドラクエらしさ”をこれでもかというくらい詰め込んだ、誰もが楽しめる王道作品なんですよね。

番組の冒頭で、「食事、睡眠、そして酸素とゲームっていう構成要素なので、何時間でも喋っていたいです」と言っていたくらいしょこたんにとってゲームは重要。一回の収録で五回分くらいの取れ高があったんじゃないか、というくらいトークが止まりませんでした。オンエアでは泣く泣く半分以上をカットするという事態に……。ドラクエ11の話だけでなく、ドラクエ5でのビアンカを選ぶかフローラを選ぶかの話や、ドラクエ4の登場人物たちが抱える物悲しさについても触れていました。この記事の最後に掲載しているクラウド版の音声で、カット分を含めてお楽しみください!

マイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

しょこたん「子孫には絶対ゲームとかマンガとかのコツコツ集めた財産を全部与えたいと思うんです。お前私をポケモンで倒してみろ、とか、お前まずプレステ行く前に(ファミコンの)ドラクエ2を自力でクリアしてみろ、ロンダルキアの洞窟を超えてみろ、そしたら次世代機を買ってやるって言いたいなーって!」

宇多丸「そういうスパルタ教育(笑)」

※ロンダルキアの洞窟:ドラクエ2の終盤で行くことになる洞窟。敵も強く、マップも複雑で、ドラクエシリーズの中で最も難易度が高いと言われている。

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

 

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