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「やや強い雨」=1時間に10〜20ミリ。「強い雨」=20〜30ミリ。では、「非常に激しい雨」は何ミリ以上?

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「雨量の測り方・雨量の目安」についてお話頂きました。
20170914

雨量ってどうやって測っているの?

雨の量は、自動観測の雨量計で測られています。直径20センチ、膝下くらいの高さの筒に、どれだけ雨が入るかで測ります。筒の中には、ししおどしのような形の雨がたまる部分があり、0.5ミリたまると、その部分が傾き雨量がカウントされます。これが何回繰り返されたかで、雨量が分かるようになっています。この自動で観測する仕組みが「アメダス」と呼ばれるものです。
ただ、アメダスは平均すると17キロ四方に1つしかないので、局地的な豪雨などは測れないこともあります。そのため、気象レーダーでも雨量を測っています。雨粒に電波を当てて、電波の跳ね返り具合で雨の量を調べます。雨量計での観測ほど正確な値ではありませんが、すき間なく雨量を測ることができます。

「1時間に50ミリの雨」想像できる?

天気予報で、パッと「●●ミリ」って言われても、なかなか分からない人もいらっしゃるのでは?
1時間の雨量では、
★10~20ミリ・・・「やや強い雨」と表現され、ザーザー降り。屋内で話し声が聞き取りづらい。
★20~30ミリ・・・「強い雨」と表現され、どしゃ降り。傘をさしても濡れる。
★30~50ミリ・・・「激しい雨」と表現され、バケツをひっくり返したように降る。
→道路が川のようになることも。災害に気をつけなければいけなくなってくる。
★50~80ミリ・・・「非常に激しい雨」と表現され、滝のように降る。
→傘が全く役に立たない。街の排水機能が追いつかなくなってくる(排水機能は基本的に、1時間50ミリの雨に耐えられるように設計)。浸水・土砂災害の可能性が高まります。

トータル(総降水量)も重要

1時間の雨量も大事ですが、雨がトータル(総降水量)でどれくらいになるかも大事。
災害の目安は、その場所で「ほとんど降ったことがない雨」。
たとえば、東京都心だと、24時間に降った雨量の記録は、約140年間で1位が392ミリ、10位が230ミリ。その値から考えると、総雨量がだいたい200ミリを超えると危なくなってきます。南関東より雨がやや少ない北関東なら、150ミリくらいを超えると危険に。
最近は細かい天気の情報が、スマートフォンなどでも見られます。「見ていれば防げる」わけです。「あす昼までに150ミリの大雨のおそれ」などと聞いた場合は、スルーせずに、こまめに雨雲の様子や雨量など、天気の情報をチェックしましょう。