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小宮悦子さん「ニュースステーション」毎晩、殴り合いのケンカでした

久米宏 ラジオなんですけど

TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
9月16日(土)放送のゲストコーナー「今週のスポットライト」では、現在フリーキャスターとして活躍している小宮悦子さんをお迎えしました。『ニュースステーション』のコンビがそろって電波に声を載せるのは実に19年ぶり。今日は特別に、印象深い『Nステ』のオープニングを再現していただきました。久米さんのフリに続いて小宮さんのニュース。堀井さん、思わず「ずっと聞いていたい!」。

19年ぶりにNステ復活!?

小宮さんは1981年、テレビ朝日に入社。そして入社5年目の1985年10月、テレビ朝日の一大プロジェクトとしてスタートした『ニュースステーション』の、サブキャスターに抜擢されたのです。それまでは夕方のローカルニュースやスポーツ番組のレポーター、午後のワイドショーのサブ司会者を担当していた小宮さんは、ニュース番組はいやだったそうです。「それなのに有無を言わせず、赤紙一枚で招集するような感じで。だから局内では反発もありましたし、私も初めはアンチ・ニュースステーションでした」。意外ですね。

久米宏さん

そもそも久米さんとの最初の出会いはいつなのか。久米さんは「1985年の9月に番組のシミュレーションをやった時に初めて会った」と言うのですが、小宮さんは「いいえ、もっと前に、8月にお会いしてますよ」。8月にもシミュレーションがあって、小宮さんは名古屋から国労大会(国鉄労働組合の集まりのこと。当時、分割・民営化をめぐって盛り上がっていました)をリポートするという役で参加したそうです。そのとき久米さんに「名古屋からもう帰ってきたの?」と驚かれ、ずいぶんとぼけたことを言う人だなと思ったのが第一印象だそうです。実は久米さんは、小宮さんが本当に名古屋からリポートしていたと思い込んでいたそうで、決してとぼけたわけではなかったそうです。30年以上経って初めてそれが誤解だったことが判り、久米さんも思わず苦笑。

スタジオ風景

『ニュースステーション』が始まってからもずっといやだと言っていた小宮さんの気持ちが変わる契機となったのは、1985年の年末特集。その年の夏に起きた日航機墜落事故を取り上げ、久米さんの発案で、多くの犠牲者を象徴するものとして520人分のくつをスタジオに並べたのです。「これがテレビの表現なんだ…」その映像を見て、小宮さんは雷に打たれたような衝撃を受けたそうです。「あれで、この番組のために生きていこうと思いました。あれが番組に恋をした瞬間です」と小宮さんは振り返ります。こうした新しい表現にチャレンジし続けた『ニュースステーション』は、のちに「日本のニュースを変えた」と言われるようになりました。

小宮悦子さん

今でこそ、社会の中堅を担うような人たちの多くから「いつも見てました」と言われますが、それは視聴率が安定するようになってからのニュースステーションだと久米さんは言います。「始まってから悪戦苦闘の連続だった半年間、誰も見ていなかったニュースステーションを知っているのは、僕と悦っちゃんと当時のスタッフぐらい」。その象徴が、初回の放送で起きた「シャケ事件」。今でこそ笑って話せる失敗談ですが、当時は「シャケ」が禁句になるぐらい、大変なトラウマになっていたそうです。久米さんも小宮さんも今も決して忘れられないという、衝撃のシャケ事件。詳しくは久米さんの本『久米宏です。』で、ぜひ!

元々編集者やコピーライターを志望していて、アナウンサーとしてテレビ局に入ってから違和感を感じていたという小宮さん。それが「テレビとはいったい何なんだ?」と毎日青臭く語り合い、殴り合いのケンカを始めるスタッフたちに揉まれているうちに、自分の居場所を見つけたと感じるようになったと言います。久米さんからは「キミは24時間、番組のことだけを考えてくれる?」とか、「ニュースを読んでるんだけど、読まないようにしてくれる?」とか、「この一本のニュースを命がけで伝えようと思って読んだら、きっと伝わるよ」とか、当時はいろいろ言われたそうです。「でも毎日のニュースですから、もうちょっと気楽にやりたいじゃないですか。それなのに『命がけで』とか『人生かけて』とか、もう大変でした」。

著書にサイン

それでも、振り返ると楽しかったと小宮さん。「当時は、自分たちが面白いことを追求していれば、数字(視聴率)はあとから付いてくると思ってやっていました。だけど今は、数字を求めて面白いことを探すというように、逆転しているような気がします」。対談が終わると、久米さんにサインを求める小宮さんでした。

小宮悦子さんのご感想

小宮悦子さん

不思議なもので、30分やっているうちに久米さんとだんだん息が合ってくるのが分かりました。

『ニュースステーション』で一緒にやっていた頃は、相手の息がなんとなく分かるという感覚でした。視聴率が20%を超えるようになると、それまでゲリラだったのが、正規軍のようになってしまって、久米さんに対して強い風が吹くようになったのを感じました。ものすごい風圧に押されてのけ反らないようにしているのを、隣にいて感じていました。

今日久しぶりにお話しして、息がだんだん合ってくる感覚を思い出しました。楽しかったです。ありがとうございました。

2017年9月16日(土)放送「今週のスポットライト」、ゲスト:小宮悦子さんhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170916140000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

次回のゲストは、〝社内運動会の仕掛け人〟米司隆明さん

9月23日の「今週のスポットライト」には、企業の社内運動会を企画・運営しているNPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズの代表理事・米司隆明(よねじ・たかあき)さんをお迎えします。年間200以上の社内運動会を開催し、インドやシリコンバレーでも日本式の「UNDOKAI(運動会)」を行っています。

2017年9月23日(土)放送「久米宏 ラジオなんですけど」http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170923140000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)