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“おいしゅうございます”岸朝子さんの偉業「大さじ・小さじ表記」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

「大変、おいしゅうございます」。2年前2015年の今日、9月22日は、テレビ番組『料理の鉄人』で審査員をつとめ、お茶の間で愛された〝食生活ジャーナリスト〟の岸朝子さんが亡くなった日です。1923年、大正12年。東京に生まれた岸さんは、戦時中の1942年に「女子栄養学園・現在の女子栄養大学」を卒業。終戦後は主婦として家庭に入り、家業の手伝いなどをしていましたが、1955年・昭和30年、出版社「主婦の友社」の求人に応募したことをきっかけに、料理の道を歩むことになります。

高度経済長が始まり、日本が豊かになり始めた時期。料理記者となった岸さんは「有名店の食べ歩き」「器の特集」などのヒット企画を生みだしたほか、現在にも通じる「レシピの大さじ・小さじ」の表記を日本に広めたと言われています。

料理や栄養に関する雑誌や書籍の出版に携わる中『料理の鉄人』の企画立ち上げ時から、アドバイザーとして参加、番組でもレギュラー審査員として出演もしていました。

現代では、インターネット上の「クチコミのグルメサイト」が一般的になっていますね。美味しそうな店を探したり、評判のお店のアクセス方法を確かめたり、あとは、「え〜、あの店、美味しかったのに星3.0に届かないんだ」など行ったお店の〝答え合わせ〟をしてみたり・・・。誰もが気軽に評価をし、料理への感想を述べることができるのは、それはそれで素晴らしいとは思いますが、単純で安易な意見、一方的な批判や中傷を生んでしまうという弊害もありますよね。

かつての料理記者の場合は、自ら情報を集め、実際に足を何度も運んで評価をくだしたとも言われています。岸さんは「動物や植物の命をいただくことへの感謝」を常に忘れず、料理を作った人へ尊敬の念を持ち、どんな料理であっても決して「まずい」と言うことはなかったと言われます。

お酒もたしなみ、亡くなる直前まで、仕事にいそしんだという岸さん。

「おいしゅうございます」
91歳の大往生でもありました。生涯「一料理記者」を貫いた生き方こそが「プロの仕事」です。

    
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TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」
月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。