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未だに謎が解けない「藤ノ木古墳」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

9月25日は「藤ノ木古墳の日」。
1985年のこの日、奈良県斑鳩町にある藤ノ木古墳で発掘が行われ、ここからこの遺跡の本格的な調査がスタートすることになりました。

藤ノ木古墳は、6世紀後半に作られたとされる、直径およそ48メートル高さおよそ9メートルの円形の古墳です。

最初の調査では、馬の鞍にとりつける金具など、豪華な【馬具】が発見されています。
龍や鳳凰がデザインされ、銅に金メッキがほどこされた馬具。つくられた当時は、どんなにまばゆく輝いていたことでしょう。これを見ただけでも、ここに眠っている人物が、どんなに手厚く葬られたかを、知ることができました。

さて、発掘がはじまって、謎の扉をひとつ開いた藤ノ木古墳。
でも、そこには、さらなる謎が待っていました。
それは、「ここに眠っているのは誰?」という謎です。

古墳の発掘開始から三年後、いよいよ、この古墳におさめられた石の棺の蓋が開かれることになりました。
重い石の蓋がはずされると、豪華な副葬品とともにそこに葬られていたのは、寄り添うように横たわる二人の人物でした。横たわる…と言っても眠りについてから、長い長い年月を経た二人、ひと目で、素性がわかるような姿ではありませんでした。

ひとりは、男性だということが判明していますが、もうひとりは、わずかに足の骨が残るばかりで、性別を判断するのも難しい状態でした。
男性という推定が有力ですが、女性ではないかという説を唱える人もいます。
また「皇位継承にからんだ暗殺事件で、犠牲になった、若い皇子とその友人ではないか…」という説もあります。

副葬品から推測できることがたくさんあるのに、二人の正体はまだ、謎のまま。
たくさんのヒントをくれてはいますが、決め手になるヒントは、そう簡単にはくれないつもりかもしれません。
     
藤ノ木古墳では、年に2回、この石の棺がある「石室」の公開を行っています。今年の秋の公開は、10月28日と29日。ここに眠る二人はどんな人物だったのか、その棺を前に、想像をめぐらせてみるというのもいいかもしれませんね。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。