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秋に大きな雲を見かけたら、天気の急変に注意!【気象予報士が解説】

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今日は「秋の雲」をテーマにお話頂きました。

雲をイメージ

雲をイメージ

秋の雲と夏の雲の違いは?

このところ急に、気温も空も秋らしくなってきました。夏は入道雲などモクモクしている雲が多いですが、秋は空高いところに薄い雲が広がっていることが目立ちますよね。夏は地面付近が熱くなり、軽くなった空気が上へ上へのぼって上昇気流になります。その上昇気流が、上へ上へのびる雲をつくり、モクモクした入道雲などになります。 
一方、秋になると、地面付近が夏ほど暖まらないので、空気は上へ行きにくくなり、夏のような大きなモクモクした雲はできにくくなります。浮かぶのは、平べったい、まるでせんべいのような雲です。せんべい雲が出てきたら秋、と覚えておくといいかもしれませんね。さらに、秋は日本の上空8000mとか1万mとか高いところに、強い西風が流れます。その風に湿気が流されると、さーっと横に広がる薄い秋らしい雲になるんですね。
ただ、そんな秋に、夏っぽいモクモクした大きな雲が出てきたら・・・雷雨など天気が急変する可能性があるので、気をつけてください。

うろこ雲・いわし雲・さば雲、違いは?

うろこ雲・いわし(鰯)雲・さば(鯖)雲は、実はぜんぶ同じ雲!空高く広がるツブツブの雲は、専門的には巻積雲(けんせきうん)と言います。英語でも「マクレル スカイ」=さばの雲が広がる空。海外の人も魚に見えたんですね。
ただ、正岡子規は「秋の雲」を違うものに例えたんです。
春・夏・秋・冬それぞれの雲を例えています。ヒントは、「春の雲は綿のごとし」「夏の雲は岩のごとし」「冬の雲は鉛のごとし」秋の雲はなんでしょう?
正解は・・・秋は「砂」のごとし。砂をまいたような雲と表現したんですね。

秋の空が高く感じるのはなぜ

夏の雲は、モクモクと空高いところまで伸びる一方、底が低いんです。地面にけっこう近いところに雲の底があるんですが、秋はそのモクモクした雲が減るので、高いところの薄い雲が目立つように。雲の見た目で、空が高く感じるんですね。また、秋は湿気が少ないこともあって、空が澄んでクリアに見えます。それもあって、空が高く見えるんです。