お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

スポーツ庁奨励のスニーカー通勤。ビジネスシューズの常識も”履き替える”時代?

森本毅郎 スタンバイ!

先週、スポーツ庁が健康のために「みなさんの通勤のある習慣をかえてみませんか?」と発表したことが話題になりました。政府が呼びかけて話題になったその“習慣”とはなんなのか。10月11日(水)は、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『スニーカー通勤の余波』について取材報告しました。

★スポーツ庁提唱「スニーカー通勤のススメ」

まずは、スポーツ庁の安達栄さんのお話です。

スポーツ庁 安達栄さん
スポーツ庁では、スニーカー通勤など歩きやすい服装を推奨するキャンペーン“FUN+WALK PROJECT”を先週の10月2日に発表しました。スポーツ実施率を引き上げるためです。いま20~40代の働き盛りのビジネスパーソンのみなさんは、非常にスポーツ実施率が低い状況です。そこでこの世代のスポーツ実施率を向上するために、歩くということに着目をして“歩く”というスポーツに“楽しい”を組み合わせたこのプロジェクトを開始しました。年内に向けてスニーカー通勤など歩きやすい服装を試験的に導入するデモイベント等を開催し、来年3月からはスニーカー通勤などを推奨するキャンペーンを開始します。ちなみに、先日の記者会見でも鈴木長官がスニーカーで登場しましたが、私もいまスニーカーで通勤しています。
今月2周年を迎えるスポーツ庁の新たなプロジェクト!

今月2周年を迎えるスポーツ庁の新たなプロジェクト!

スポーツ庁によりますと、週1回以上スポーツをしている成人は全体だと42.5%。それが働き盛りの20~40代に限ると30%台前半とガクンと減るそうなんです。国民医療費が40兆円を超えるいま、スポーツを通じた健康増進は国民医療費の抑制なども期待できます。だから、まずは歩くことで健康維持しましょう、そのためにも、通勤の時もスニーカー通勤をしましょうということでした。

これから、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた国民全体の取り組みとして元々スポーツをしている方は勿論、生活の中で気軽に体を動かす人も含めて、スポーツ参画人口の拡大を進めるそうです。

★洋服の青山「スニーカーのようなビジネスシューズを発売」

こうして今回、国が奨励しますよ!と宣言した“スニーカー通勤”。本格的に始動するのは来年の春からなのですが、早くもこの動きに反応した企業もあります。紳士服・洋服の青山の鈴木翔太さんのお話です。

洋服の青山 鈴木翔太さん
スポーツ庁がスニーカー通勤を推奨しているということもありますように、洋服の青山では、ブリジストンのタイヤ技術を応用して、見た目は革靴のままですが、スニーカーのような機能を備えたビジネスシューズを企画しました。先週の土曜日から税抜き1万6千円で販売しております。今回、スポーツ庁がこういうスニーカー通勤を推奨したことで、今後、動きやすい靴の需要がさらに高まってくることを期待しております。

スポーツ庁が先週の月曜日に発表してから、もうその5日後の週末の土曜日にはスニーカーのような機能のビジネスシューズを発売するという対応の速さでした。

鈴木さんと。「走れる革靴」かなり評判は良いようです!

鈴木さんと。「走れる革靴」かなり評判は良いようです!

実際にはいてみると・・・中敷きがすごく柔らかい!

実際にはいてみると・・・中敷きがすごく柔らかい!

★靴磨き歴46年の職人「スニーカーは寂しい…」

鈴木さんも言っていたように、お店からすれば「これは商売チャンスだ!」と思われる方も多いかもしれませんが、一方で今回のスニーカー通勤を手放しで喜べない人もいました。その方は、東京・新橋駅前で長年、靴磨きをしているこの道一筋46年のサチコさんです。

靴磨き歴46年のサチコさんに、スニーカー通勤をどう思うかを聞くとこんな答えが返ってきました。

靴磨き歴46年 サチコさん
さみしいですよね。いままで革だったのがスニーカーじゃあピンとこない。スニーカーっていうと革じゃないから…サラリーマンがスニーカーはいちゃったら商売にもならないんじゃないですか。あんなのは子どもがはくもので仕事じゃ失礼じゃないの。遊びではくものじゃないの。サラリーマンにスニーカーって聞いたことがないです。新橋はサラリーマンの街ですから。私も年だし86歳!そのときになればそのときです。

サチコさんは、新橋の駅前で46年間、靴を磨き続けいま86歳です。ほかの靴磨きの方だと黒い墨をブラシで馴染ませるところブラシは使わず素手でペタペタと塗る方で、今まで新橋を歩く数えきれない数のサラリーマンの革靴を磨いてきた職人だけにスニーカー通勤になると革靴じゃなくなるので寂しい話です、とお話していました。

★街の賛否「動きやすいので○・脱戦闘モードだから×」

では、最後に今回のスニーカー通勤、街行くサラリーマンやOLの方はどう捉えているのか。昨日、通勤・帰宅途中の方に「スニーカー通勤“あり”か“なし”か」伺いました。

あり派の方たちのご意見です。

●「大いにあり。今はいているのはグレーのスニーカーです。ヒールを履くとコツコツと音を響かせて歩くというか、女性のフェミニズム的な部分を露呈して女性の特権かなって思ってヒールもはいたりしますがスニーカーだからってマイナスはないですね。」
●「ありだと思います。歩きやすいほうが営業でたくさん回れるし実用性考えるとありです。」

なし派の方たちのご意見です。

●「なしですね。スニーカーに変えようが、革靴だろうが歩きたくない人は歩かないと思うので。そこじゃない。自分が健康になりたいかどうかが大事ですね。」
●「ダメですね。普通スーツに革靴ですよね。本来は家出るところから戦闘モードで行かないと。ビジネスマナー的にはどうかなと思いますけど、許されれば気持ちは楽ですよね。できればサンダルで行きたいくらいです。踏まれたら靴の方が安全、電車でヒールでやられたら大変なことになりますし。」
●「災害時はスニーカーの方が良いですと言われてますが、私はスニーカーの方が歩きにくいです。革靴は底が堅いので、逆に慣れてるので歩きやすいんです。」

女性はありが多く、男性はなしの方が多かったです。

女性の場合、ヒールだとかかとが地面に鳴る音が気になるけどスニーカーだと静かに歩けて良いという声。男性の場合は革靴をはかなきゃ、仕事の戦闘モードに入らないよという声が目立ちました。

最近、スニーカーのデザインの幅が広がっていますので、選択肢がたくさんあります。一概にスニーカーを否定するのではなく、どんなスニーカーがあるかを調べてみるのも良いかもしれません。

中矢邦子

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!