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【作品紹介】行人(12月10日、12月17日放送)

ラジオシアター~文学の扉

『行人』は、年号が代る明治45年から大正元年にかけて、
朝日新聞に連載された小説です。
「友達」「兄」「帰ってから」「塵労(じんろう)」
という四つの短編から成る作品で、
「帰ってから」と「塵労」の間には五カ月のブランクがあります。
漱石が持病の胃潰瘍をこじらせ執筆できなくなったのです。
弱る体にムチうって完成した小説は、漱石のそのときの状態を反映するように
内省的で、病的な雰囲気をかもしだしています。

現代人が抱える自我の呪縛 を赤裸々に描いた、文豪・夏目漱石の傑作『行人』は、
今も私たちに他者との共存の難しさを問いかけています。

「行人」
語学者で詩人の兄一郎が弟・二郎がいる大阪に降り立った。
自分の妻・直が実は二郎に気があるのではと疑っている一郎は、
思い余って二人に和歌の浦に旅行に出るようにすすめる…