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私たちの知らない「ガリバー旅行記」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

11月30日は、作家ジョナサン・スウィフトの誕生日。
スウィフトは、1667年、アイルランドのダブリンに生まれました。政治的な混乱から逃れて、イングランドへ移住し、そこでは、「政治家の秘書」という仕事につきます。しかし、仕えていた政治家が亡くなり、ふたたびアイルランドへ。そこでは、牧師の仕事もするようになり、やがて「大聖堂の首席司祭」という地位にもつきます。

政治の世界から宗教の世界へ……変わった経歴ですよね。でも、こうした経歴の中から生まれた、関心や反骨精神が、彼の作家活動の原動力になっていました。

スウィフトは、政治や宗教を風刺する作品を書く「風刺作家」。私たちがよく知っている「ガリバー旅行記」も、彼の代表的な風刺小説です。
「ん?風刺小説?そんなお話だったかしら?」そう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。では、かんたんにストーリーをご紹介すると・・・

ガリバー旅行記は、医者であるガリバーの旅の記録として書かれています。物語は、4つのお話からできていまして、第一篇は、ガリバーの身長の「12分の1」という、小さな人間が住む、ふたつの国のお話です。ふたつの国は戦争中。でも、この戦争の原因はコレ!
「ゆで卵の殻の剥き方」
尖ったほうから剥くのと、まるいほう、どちらから剥くのが正しいのか…こんな論争が原因で、戦争をしていたのです。これは、当時、実際にあった宗教間のいさかいや、国同士のいさかいを、パロディにしたものでした。

そして、第二編では、巨人の国が舞台。
国王とガリバーの会話から、大英帝国の問題点が浮き彫りにされます。

また、第三編では、とつぜん実在する国が登場します。そう、日本です!日本は、「貧しいけれど清潔で秩序のある良い国」として描かれています。

最後の第四編は、馬の姿をした優れた種族と、人間に似た野蛮な種族「ヤフー」のお話。この物語では、人間そのものが風刺されていると言われています。

子ども用の本では、難しいところは、カットされているようですが、本来は、こういうお話なんですね。毒も棘もある本来の「ガリバー旅行記」を、皆さんも読んでみませんか

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。