今回、番組にお越しいただいたのは、三省堂書店の名物書店員・新井見枝香さん!
オススメした本は必ずヒットする!とも言われている新井さん。
新井さんが主催する「新井ナイト」という本に関するトークイベントから、「新井賞」という、出版業界で話題の賞を作っています。この新井賞は、個人でつくった賞。資金ゼロ、にもかかわらず、「直木賞」「芥川賞」そして「新井賞」というくらい、その世界では有名で、直木賞・芥川賞をしのぐ売上げをあげる注目の賞なんだとか!そんな新井さんに、「なにか本が読みたい」「いい本はないか」という皆さんの「活字欲」を満たすような、注目の本を教えて頂きました。
2017年一番売った実感のある本は…『浪費図鑑』!
誰でも浪費した経験があると思いますが、これは、そんな「浪費」に関する女性の完全匿名エッセイ集。浪費する話は、ノンフィクションで描くと悲惨なイメージですが、こちらは「お金を使わせていただいてありがとうございます」という幸福感が伝わります。むしろビジネス書として、働く人にも読んでもらいたい!
2018年は『365日のめざましスープ』の有賀薫さんの著書に注目!
毎朝スープを作っているというスープ作家の有賀薫さん。
(生活は踊るにもゲストで出て頂きました!)
2016年に発売された「365日のめざましスープ」は、シンプルで、アレンジが思い浮かぶようなレシピがいっぱい。料理をあまりしない人でも簡単に作ることができるので、オススメです。来年、本が出ると思うので、ぜひ注目してください!
小説家を目指す人は、必読!桜木紫乃さんの『砂上』
内容は、桜木さん本人がモデルと思われる作家志望の女性が主人公。
作家を目指して、10年くらい目が出ず、やっと声が掛ったと思ったら、年下の女性編集者「小川乙三」に、人格否定・全否定されてしまいます。生半可な気持ちで、小説家になりたいと言ってないか、ということを問うかの様な内容。その編集者の言葉がリアルということで、話題になりました。このセリフを乗り越えることが出来れば、桜木さんの様に「直木賞も夢ではない!?」
そんな新井さんですが、今度、本を売る側だけでなく出す側にもなるとか。
タイトルは、『探してるものはそう遠くはないのかも知れない』
書店員にもかかわらず本や出版のことを書いていない、私的なエッセーだそうで、あくまで働く女性の視点で書れたそうです。ちなみに、「生活は踊る」「相談は踊る」の話も書いていて、帯はスーさん!
発売は、12月20日頃です。要チェックです〜!!