2007年4月2日に放送を開始した、TBSラジオ「バナナマンのバナナムーン」が今年で10周年! “本人たちが一番楽しんでる! ”感が強いこの番組、一度ハマると抜け出せない面白さのワケは? バナナマンのお2人にインタビュー!
初めて番組を聴いたらワケ分かんないと思う
――番組開始から10周年を迎えました。しゃべる内容や意識するポイントがこれまでに変化したことはありますか?
設楽 いや、ずっと同じようなことやってる。あんまり変わってないよね?
日村 これはラジオに限らず、プライベートでも昔から同じ話しかしてないかもしれない(笑)。
設楽 意識してないですけど、秋になると必ず栗ご飯の話をしたり(笑)。
日村 なんならここ何年かはもう、あえて同じ話に持っていこうとしてるところもあるしね。
設楽 でも、自分たちが面白がるポイントは変わってないと思うんですよね。10年で何が変わったんだろう…。そもそも10年やってる実感がない。そんなにやってんだっていう。
――この番組では、「ドロボー」「ジャニオタ」という感じで、ほとんど説明もなくスタッフのあだ名が会話に出てきます。いつからこのスタンスでトークをしていますか?
設楽 いやぁ、覚えてないですね。でも最初からだと思いますね。本名で呼んだことないですもん。
日村 見た目が泥棒みたいだからドロボー。もはや当たり前になってて、初めてドロボーって言ったのがいつかなんて覚えてないよね(笑)。
設楽 でも、ラジフェスとかのイベントでドロボー、ジャニオタに会ったりすると、なんならパーソナリティの俺らに会うより、リスナーはうれしいみたいですよ(笑)。
日村 うちのリスナーって、本当にそういうのが好きだからね。
設楽 というか、ぶっちゃけ「ジャニオタ」って呼んでるけど、もしかしたら今は韓流の方が好きかもしれない。
――そうなんですか(笑)。
設楽 まあ、ジャニーズもずっと好きだろうけどね。
日村 すごいね。それが10年の変化かもしれない(笑)。
――そもそも、ここまでスタッフが企画やトークに参加する番組は他にないと思います。
設楽 たぶん、俺らのラジオの特徴として〝ラジオなのに〟ってのがあると思うんですよ。日村さんが裸になって動いたり、企画で誰かが入ってきてブースがぐちゃぐちゃになる、みたいな。そういうときに、やっぱりADがブースに入ってきて何とか対処しなきゃいけないじゃないすか。だからドロボーとかジャニオタとか、すげえ言ってんじゃないの(笑)。
――登場人物をラジオでも分かりやすく“キャラ化”するというか…。
日村 確かに。作家のオークラだってキャラ名っぽいしね。でも俺、たまに思うんだけどさ、「オークラ~」「ジャニオタ~」「ドロボ~」って呼んでるのに、作家の永井だけ「永井」じゃん。「なんか、普通だな、こいつの名前…」って(笑)。
設楽 まあ、初めて聴く人はワケ分かんないだろうけど、ラジオってみんなで共有する感じが面白いと思うから。自分が聴いてるラジオで毎回よく分からない名前が出てきたら、「この人、誰だろう?」って興味持つし、自然と聴くのが楽しくなってくると思うんですよね。その番組だけで通用する言葉とか、そういうのがひとつの楽しみみたいな気もするから、全部説明しなくていいや、みたいな。
音だけで想像できるからラジオって楽しい。
――リスナーを楽しませるより先に、まず自分たちが楽しもう、と意識されていたりはしますか?
日村 完全にここ何年か、それがパワーアップしてる気がしてならないよね?
設楽 例えば、日村さんがゴルフに行ってホールインワンを出したその日のうちに記念Tシャツ作ったりとか。やっぱり、もっと面白くっていうか、もっと日村さんが驚いた方がいいかなっていうのもあるし。あと単純に俺がやってて楽しいなって思うし、聴いてる人たちもドキドキすると思うから。
日村 特に今年はそれをすごく感じる。素直に驚いちゃってる、本当に。
設楽 この番組で季節ごとのイベントで日村さんにドッキリを仕掛けてるんですよ。でも何年もやってるから、さすがにもう分かるじゃないですか?節分で鬼が襲来する、とか。そこはリスナーのことを考えてどうこうじゃなく、まず日村さんが驚かないとダメだから、鬼が日村さんのケツに豆を入れようとしたり、どんどん激しくなってる感はあるかもね。
日村 鬼が攻めてきて俺が服を脱がされてる状況はラジオでは見えないですけど、でもドタバタして椅子がガシャーンって倒れたり、「うわーっ!」って叫んだりする、その現象を届けたいっていうか。
設楽 見えないけど、あえてやる。それをわざと細かく説明したりしないのは意識してるかも。音だけで想像できるからラジオって楽しい。まあ、TBSラジオは「聞けば、見えてくる」って掲げてるぐらいですから、それを俺らがやってる自負はありますよね(笑)。
――こんなに裸になってるラジオも他にないですよね?
設楽 日村さんみたいに、こんなに裸にさせられる45歳もいないよ(笑)。
日村 裸は多いね(笑)。街中でリスナーから「ラジオ聴いてます」って言われることが多いんですけど、不思議な気持ちにはなりますね。「この人たち全員、俺が包茎だってのを知ってるんだなー」と思うと(笑)。
・・・・まだまだ続く10周年への想い—–
【バナナマン スペシャルインタビュー】の続きは、TBSラジオのフリーマガジン『TBSラジオPRESS 12-1月号』にて掲載中!
番組に登場する“バナナマンファミリー”や“バナナムーン用語集”、おなじみとなった“番組恒例企画”の紹介も! ぜひ手に取って読んでくださいね!
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