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「12/23が88回目の誕生日〜チェット・ベイカーに憧れたアーティストたち」

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる音楽コラム「チェット・ベイカーに憧れたアーティストたち」特集

※以下、番組内容書き起こし by みやーん(文字起こし職人)

【高橋芳朗】
本日の特集はこちら! 「明日23日が88回目の誕生日〜チェット・ベイカーに憧れたアーティストたち」。生きていれば明日に88回目の誕生日を迎えていたジャズミュージシャン、トランペッター/ボーカリストのチェット・ベイカーです。彼は1988年に58歳で亡くなっています。

【ジェーン・スー】
若いですよね。

【高橋芳朗】
今日はそんなチェット・ベイカーの影響を受けたロック/ポップス系のアーティストの楽曲をチェットの作品とともに紹介していきたいと思います。では、さっそくチェット・ベイカーの曲を聴いてみましょう。こちらは1958年のレコーディングになります。

M1 Do It The Hard Way / Chet Baker

【高橋芳朗】
2年ぐらい前、このTBSラジオの『安住紳一郎の日曜天国』に平井堅さんが出演されたとき、平井さんが好きな声のシンガーとしてチェット・ベイカーを挙げていて。

【ジェーン・スー】
へー、そうだったんだ。

【高橋芳朗】
その平井堅さんをはじめとして、結構J-POでもチェット・ベイカーの影響を受けたアーティストは多いんです。そんなわけで、次は小沢健二さんの曲を紹介しましょう。1996年リリースの「ホテルと嵐」。3枚目のソロアルバム『球体の奏でる音楽』に収録されていた曲です。全体的にジャズ志向が強いアルバムなんですけど、この曲ではもろにチェット・ベイカーの憧憬が打ち出されています。

M2 ホテルと嵐 / 小沢健二

【ジェーン・スー】
思った以上にチェット・ベイカー感あるね。

【高橋芳朗】
続いてはアレックス・チルトン、2010年に59歳で亡くなっているカルト的な人気を誇るロックミュージシャンです。この人はチェット・ベイカーのトリビュートアルバムに参加していたり、たびたびチェットがレパートリーにした曲を取り上げていました。そんななかからスタンダードの「There Will Never Be Another You」を聴いていただきたいと思いますが、まずはチェット・ベイカーのバージョンを聴いてみましょう。

M3 There Will Never Be Another You / Chet Baker

【高橋芳朗】
では、この流れでアレックス・チルトンのバージョンを。なんというか、ヘナヘナでヨレヨレなんですけど、不思議なキレと色気のあるギター、そしてボーカルを堪能していただけたらと思います。

M4 There Will Never Be Another You / Alex Chilton

【高橋芳朗】
最後はエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズの「Shipbuilding」。1983年の作品です。ここではチェット・ベイカーがトランペットで参加しています。コステロはチェット・ベイカーの「Thrill Is Gone」にインスパイアされて1982年に「Almost Blue」という曲をつくって、それを晩年のチェットが気に入ってカバーするんですけど、ここではそんなふたりの共演が実現しているわけです。この「Shipbuilding」、実はフォークランド紛争を題材にした反戦歌なんですよ。タイトルの「Shipbuilding」は「造船所/造船業」の意味で、不況にあえいでいた造船の街が軍需景気で活気を取り戻すと。で、生活はいくらかマシになるんだけど、自分がつくる軍艦には徴兵された息子が乗ることになる。息子は「きっとクリスマスまでには戻ってこれるよ」と言っているのだが……という、なんともやりきれない状況を歌った曲です。

M5 Shipbuilding / Elvis Costello & The Attractions

【高橋芳朗】
この「Shipbuilding」は、もともとコステロがロバート・ワイアットに提供した曲になります。そちらもコステロ版に負けず劣らずの素晴らしい出来なのでぜひ聴いてみてください!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア(稀にかかる邦楽はディレクター選曲)。最新1週間のリストは以下です。

12/18(月)

(11:05) Driving Home for Christmas / Chirs Rea
(11:43) Santa Claus Is Coming to Town / The Whispers
(12:16) Wondeful Christmastime / Paul McCartney
(12:26) Merry Christmas All / The Salsoul Orchestra
(12:52) May Christmas Bring You Happiness / Luther Vandross

12/19(火)

(11:04) This Christmas / Donny Hathaway
(12:26) Someday at Christmas / Jackson 5

12/20(水)

(11:04) Sleigh Ride / Andy Williams
(11:43) Happy Holiday / Peggy Lee
(12:17) Santa Claus Is Comin’ to Town 〜サンタが町にやって来る〜 / Lou Rawls
(12:50) Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! / Lena Horne

12/21(木)

(11:03) I Wish It Could Be Christmas Every Day / Wizzard
(11:16) Winter Wonderland / Darlene Love
(11:43) Sleigh Ride / The Ronettes
(12:19) Rockin’ Around The Christmas Time / Brenda Lee
(12:51) The Chipmunks – The Chipmunk Song (Christmas Don’t Be Late)

12/22(金)

(11:05) All I Want for Christmas Is You / Mariah Carey
(11:43) Christmas All Over Again / Tom Petty & The Heartbreakers
(12:51) Christmas (Please Baby Come Home) / U2