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ベルリンの壁崩壊と歓喜の歌

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

今年も残り少なくなりました。
この時期になると、よく耳にするのが「歓喜の歌」。「よろこびの歌」「第九」という呼び方もあります。

この曲が初めて演奏されたのは、1824年で、ベートーヴェンが54歳のとき。     
ウィーンの劇場で、ベートーヴェン自身が指揮をつとめました。このころの彼は難聴がすすみ、ほとんど音を感じることができなくなっていました。そのため、演奏が終わって、客席から割れんばかりの拍手が送られていたというのに、まったく気づかず、舞台にいた歌手のひとりがベートーヴェンの肩に手をおき、そこでようやく客席のほうを振り返ったといいます。感激のあまり泣き出す聴衆もたくさんいたそうですが、「ベートーヴェン自身も、そのあと、感動で気を失って、翌日のお昼すぎまで目を覚まさなかった」なんていう逸話も残っています。

東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊して、一か月あまりがたった12月25日、指揮者レナード・バーンスタインをはじめ、世界の著名な音楽家たちがベルリンに集まり、「歓喜の歌」の演奏が行われました。
戦時下では敵として戦った国も、ともに音楽を奏で、第四楽章の合唱では、詩の中にある「よろこび」という言葉を、「自由」に変えて歌いました。
厚い壁を取り払えば、国と国、人と人が手をたずさえて、すばらしい音を奏でることができる、1989年の「歓喜の歌」は、それを教えてくれています。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。