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冬は“なまはげ”と“クランプス”に会いに行こう!~山田五郎ボイス~

荒川強啓 デイ・キャッチ!

TBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」(月~金15:30-17:46)。
「気になるニュースが話せるニュースになる!」をコンセプトに、様々なニュースをお届けしています。

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評論家・山田五郎さんのコラムコーナー。12月28日(木)のテーマは

冬は“なまはげ”と“クランプス”に会いに行こう!

秋田を代表する民俗行事で、大みそかの風物「なまはげ」が、人口減少や少子高齢化で、担い手の確保に苦心しているそうです。読売新聞の記事によると、男鹿市の双六集落では、集落の出身者でない若者を「なまはげ役」として受け入れ、行事を存続させているとか。

男鹿市の教育委員会の調べでは、「担い手がいない」などの理由で、市内の147の町内会のうち、実施しているのは86の町内会にとどまっているとのことです。40年前は実施率95%だった伝統行事も、若者の流出が深刻化し、担い手は60歳以上が中心になっているという現在。

一方、西洋にも「なまはげ」に似た儀式があります。オーストリア、ドイツ南部、ハンガリーなどアルプス山脈付近に伝わる「クランプス」です。12月5日に、サンタの起源=聖ニコラウスとともにやってきて、鞭や棒、鎖を手に、悪い子どもに警告し、罰を与える化け物をそう呼んでいます。

恐ろしい仮面をつけて、クランプスに扮した大人が、子供たちを戒めていくのは、まさに西洋の「なまはげ」。実は日本でも、東京・板橋の志村通り商店街で行われていて、体験をすることが出来ます。もっとも、こちらは驚かせる側ではなく、戒められる側になりますが…

「なまはげ」と「クランプス」。両者とも、その起源には諸説ありますが、どちらも「通過儀礼」の側面があると見られます。こういった通過儀礼は文明化して以降、珍しくなっています。クランプスは既に終わってしまいましたが、年末はこの両者を観に行って比較するのも面白そうですね。

山田五郎さんのボイスは「TBSラジオクラウド」でお聴き頂けます。