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  • コラム
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昔からゲーム作りが大好きだった吉P。小学校の机に野球盤を掘って怒られた

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■自作のゲームを友達にやらせていた子ども時代

年が明けてしまいましたが、昨年最後の「マイゲーム・マイライフ」の放送後記をお届けします! ゲストは、「吉P」こと、SIEワールドワイド・スタジオのプレジデント・吉田修平さんでした。秋の東京ゲームショウのステージで、宇多丸さんと対談&ゲーム対戦をした方でもあります。ソニーのものすごく偉い人でありながら、その気さくな人柄でインターネットでも人気。そんな吉Pさんのトークで印象的だったのは、子どもの頃から徹底したゲームクリエイターぶりを発揮していた点でした。


吉P「アナログゲームをよく学校でやっていたんですけど、自分で鉛筆の後ろを削ると、サイコロの代わりになるんですよね。それで自分でルールを作ってですね、2つ転がした組み合わせによって、ヒットとか、アウトとか、三塁とか、野球ゲームを作ってですね、そういうのをクラスの友達にやってもらってましたね」

宇多丸「当時からゲームクリエイターだったという!」

吉P「そういうのが好きでね、方眼紙にマップみたいな感じで、潜水艦ゲームのようなアクションを作って。二人でやる対戦ゲームなんですけど、一人が逃げて、一番手前から上まで辿り着けばいい。逃げる側は穴を掘って逃げているんですね。で、もう一人は逃げてる奴に上から爆弾を落として倒す」

宇多丸「ああー、じゃあ、どこに穴を掘って逃げているかを推理して」

吉P「そうそうそう。『Aの4!』とか言って、言われたマスの穴を空けるんですよ。外れたときには『ミ!』と言って、当たったときには『ボコ!』と言う、というルールを作ってみんなにやらせていたんです。ゲーム自体は面白くて、すごくウケたんですけど、『ミ!』とか言うのが恥ずかしいみたいで、そこはちょっとクレームが入りましたね……」

宇多丸「別の言い方にすりゃあいいじゃないですか!(笑)」

吉P「あと、一番自分が頑張ったのは、小学校の机が木でできていたんですね。そこに彫刻刀で野球盤を作りましたね。

宇多丸「野球盤って、要するにこう、ダイヤモンドを掘って……?」

吉P「そうそう。掘って、穴をいくつか空けて、ここに入ったらアウト、みたいな」

宇多丸「球を転がして、ぽこーん、ころころころ、って」

吉P「そうそう。それでパチンコ玉を転がして、打つほうは鉛筆で打つ」

吉Pさんの話を通して聞いていると、自分がプレイしたゲームの思い出よりも、自分が作ったゲームや、自社(ソニー)の新作について語るときのほうが輪をかけて楽しそうにしていることに気づきます。机を掘ってまで人を楽しませようとするクリエイター魂には脱帽でした。

マイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

(吉Pさんが机に掘っていた野球盤について)

宇多丸「(机に掘った野球盤)すごく羨ましいし楽しそうですけど、それは確実に怒られるやつですよね?」

吉P「はい。ある日、校長先生に謝りに行け、と言われて、謝りに行きました」

宇多丸「ある日!? まず授業中に、おい吉田! お前の机どうなってんだ!?ってなるんじゃないんですか?」

吉P「いや、たぶんね、何日間はバレなかったんですよ」

宇多丸「まあ……、まさか机に野球盤を掘ってる奴がいるとは思わないですよね」

吉P「まあ授業中に掘ってたわけじゃないですしね」

 

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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