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「フォロワー割」?SNSのフォロワー数で値段が変わる!

森本毅郎 スタンバイ!

「フォロワー割」?ラインやインスタグラムなどのSNSを使った、新しい割引サービスについて、1月18日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

ツイッターやインスタグラムなど、SNSのフォロワーが多いと、料金が割引になる。そんなサービスが広がっています。一体どんなものか、株式会社オンデーズの広報・重村真実さんにお話を伺いました。

★「フォロ割」始めました

株式会社オンデーズ・広報 重村真実さん
1月13日から『フォロ割』というサービスを始めました。インスタグラムのフォロワー数をご提示いただき、その数と、投稿のLIKE(ライク)の数で割引をするというサービスです。 【フォロワー数×1円】+【来店時に投稿した写真に付いたLIKE数×20円】で、上限は1万円です。
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オンデーズの店頭で販売されているメガネ

森本毅郎スタンバイ!

店内には「撮影OK!」の張り紙もあり、お客さんもスタッフも、撮影は自由に行えます

例えば、フォロワー数が1000人の人であれば、まず1000円が割引されます。更に、店頭でメガネの写真を投稿し、お会計までについたLIKE数が10件あれば200円が割引(10件×20円)。合計1200円が割引されます。また、割引の上限金額は1万円なので、1万円以下のメガネを、フォロワーが1万人以上いる人が、無料で受け取っていく例もあるそうです。(オンデーズの公式アカウントをフォローすること、店内で撮影した写真にハッシュタグをつけて投稿することなどの条件があります。)

どうしてこうしたサービスが広がっているかというと、企業側が消費者の拡散力を利用しようとしているから。拡散力のある「インフルエンサー」がお店の写真を投稿することで、CMをしないオンデーズの‟広告塔”になってもらおう、というわけです。

★フォロワー数が1万人いれば、影響力絶大

では、街のフォロワー状況はどうなのか?実際に、街の方にフォロワー数を聞いてみました。

●「インスタグラムのフォロワーが354人。
●「インスタグラムのフォロワー数が308人で、最近始めたツイッターは43人。
●「ツイッターが284人。普段アイドルとか歌手とかやっているので、ファンの方とか、共演した方が多い。今年中に2000いきたいなと思ってます。

渋谷で50人ほどにお話を聞いたところ、SNSのフォロワー数は平均300~400人程でした。これが街の平均値。ですので、1000人、1万人となると、かなり拡散力のある「インフルエンサー」だといえます。そうした人の拡散力に、企業は価値を見出して、今回のようなサービスを始めた、というわけです。

★割引どころかお金がもらえる?ある美容院のフォロ割

こうしたお客さんの拡散力を利用する手法は、大手企業だけでなく、個人でも始まっています。美容師の金井亮さんのお話です。

美容師 金井亮さん
普通の美容室なんですが、ツイッターのフォロワー数が5000人以上の方は無料でサービスが受けられる。そして1万人以上の場合は、1フォロワーにつき1円もらえる=髪を切りに来てお金がもらえます。ただし、来店したことや体験したことを写真に撮ってもらったりして、自身のSNSであげてもらうことが条件になります。 今までにないものじゃないと話題にならないので、『俺行ったら1万円もらえるじゃん』って言える状況をつくるというか。無料なだけだと食いつきが悪かったと思います。
森本毅郎スタンバイ!

美容師の金井亮さんと。色んな業界の方とお話されているので、知識の豊富さはさすがでした。

現在、美容院の数はコンビニより多く、値下げ競争で業界全体が疲弊しているそうで、そうした中で、SNSを使って、美容師個人の稼げるモデルを作りたいと仰っていました。狙いはうまくいっているようで、有名人やインフルエンサーが来店することで情報が拡散し、その人たちを接客した金井さんに髪を切ってもらいたい!というお客さんがたくさん来店して、最初の2ヶ月こそ赤字だったものの、それ以降は黒字に転換したそうです。

(フォロワーが5000人に満たない場合は、通常料金のカット代1万円を支払って髪を切ってもらうのですが、去年の10月にこのサービスを始めて以来大反響で、3月まで予約が一杯とのことでした(2017年1月17日時点))

★‟お金”よりも‟個人の価値”が評価される時代に

最後に、金井さんに、こういったマーケティングが増えつつある要因を聞いてみました。

美容師 金井亮さん
今まで、‟お金”を仲介してモノやサービスと交換するのが主流でしたが、徐々にその流れが変わってきていて、‟お金”よりも‟個人の価値”の方が高くなっている。例えば、ツイッターのフォロワーが100万人の人が、100万円という現金を作るのは、結構簡単だと思うんです(1円ずつ募金してもらえるようお願いするなど)。ですが、100万円を持っている人が100万人のファンを付けるのはほぼ不可能で、お金で買えない価値が個人に生まれてきているんだと思う。 100万人フォロワーある人は、髪も無料で切れるようになるし、ご飯もタダで食べれるようになると思う。‟個人の価値”が生きる時代になるんじゃないかと思っています。

お金だけでは買えない、‟個人の価値”がものを言う時代にシフトしてきていることで、金井さんは「徐々にこういった事例が増えていくのではないか」と予想していました。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!