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賛否両論・東京メトロ日比谷線「BGM車両運行」の本当のきっかけ。

森本毅郎 スタンバイ!

今週から東京メトロ日比谷線でBGMが流れる車両が走るという試みが開始されました。1月31日(水)、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『BGM車両運行の賛否』について取材報告しました。

★東京メトロの新施策「BGM車両、狙いは癒やし」

まずは、今回の東京メトロ日比谷線が始めた試み、BGMが流れる車両とはいったいどういう話なのか。東京メトロ車両部の下村雄祐さんに伺いました。

東京メトロ 下村雄祐さん
東京メトロ日比谷線では、車内で快適にお過ごしいただくためのより良いあり方として今回、日比谷線の1万3千系車両の中に高音質のスピーカー、ステレオタイプスピーカーを活用して通勤列車の中でBGMを流してお客さまに癒やしの時間を体験していただこうと取組みを始めました。時間帯は午前中から14時頃まで、一運行に限定で今回お試しの運行させていただいてます。奇数編成の中ではクラシックの音楽を流し、偶数編成の中ではヒーリングの音楽を流しております。癒やしという言葉を想像できる曲を選ばせて頂きました。

通勤電車というのは無音が通常ですが、日比谷線では高音質のスピーカーのついた新たな車両を導入したことから、今週から昼の一車両限定でスピーカーからBGMを流して運行し始めました。ドビュッシーやショパンのノクターン、メンデルスゾーンの春の歌などクラシックやヒーリングミュージックなどが流れているそうです。

昨日、実際に聴きに行こうと思ったのですが、あいにく朝に遅延があったため、BGM列車は中止。残念ながら運行しておりませんでした。

★編集長が明かす「BGM車両はじめた本当のきっかけ」

そんなまだ希少なBMG車両ですが、東京メトロによりますと今回始めた動機は「癒やしの空間を提供したい」ということ。ただ、この話、取材していると違う話も聞こえてきました。乗りものニュースの恵知仁編集長のお話です。

乗りものニュース 恵知仁さん
今回、日比谷線の車両の中でBGMを流すきっかけになったのは、実は2017年7月に、誤ってBGMを流してしまったことが発端です。日比谷線の新型車両1万3千系には、イベント用など想定してBGMを流す機能があるんですけど、その機能、スピーカーのチェックをしていたときに、音楽を流していたまま普通の列車で使ってしまい、BGMが流れていると話題になりました。それが意外と好評だったという声もあり、今回始めたということが私たちの取材で分かりました。

恵編集長に伺いました!


東京メトロは私たちの取材やテレビの取材ではあくまで「お客さんに癒やしの空間を提供したい」という顧客ファーストのお話をされていました。ですが、実は去年、営業運転している最中にBGM列車を間違って走らせたことがあり、それが乗りものニュースをはじめネット記事で話題になり逆に好評だったことから、今回それを逆手にとって始めたそうです。

★BGM車両「アリ派」それぞれの理由

そんな好評ゆえにはじめたという触れ込みのBGM車両。では、実際に日比谷線利用者にはどううつっているのか。BGM車両ありか、なしか聞きました。まず、圧倒的に多かったのは次のような意見でした。

●「良いとは思います。小さめの音なら和むんじゃないですか。結構、時間気にされてる方いると思うので。カリカリせず、和むのかなと。」
●「他人の喋り声とか、そういう音だったり、気にならなくなるから良いんじゃないと思います。」
●「クラシック、ありだと思います。なんか癒やされるかなと思って。イヤホンつけてなくて音楽流れてたらテンションあがるかなって。コンサート気分じゃないですか。」
●「曲とか内容によるんじゃない、まああっても良いと思うけど。混雑が激しいとそういうの聞く雰囲気になるか…どうかね、ただやってみることは良いんじゃない、とりあえずはね。」

いま無音で、他人の喋り声というのがうるさくて気になっているという人は、共通の音楽が流れることでそれが緩和されるから必要という意見でした。また、みんなでクラシックを共有してきくなんて、まるで電車内がコンサート会場みたいで、それだけでテンションあがるじゃないですかというお話されていた方もいらっしゃいました。

★BGM車両「ナシ派」それぞれの理由

ただ、その一方でこんな理由からBGM車両に懐疑的な声もありました

●「好きな人は良いかもしれないけど、人の好みによっては耳障りに感じられる方もいるんじゃないですか。聞きたい方は自身でアイフォンとかでも聞けるので無音で良いと思います。」
●「なんで流すのか意味がわからない。その電車に乗り慣れてる人は良いけど、慣れてない人は次の駅とか知りたいと思うので。」
●「効果あるのかなって思います。私はいらない。曲とか聞いてると、他の曲とか聞こえてくるとごっちゃになって、テンポ崩れそうですよね。」
●「クラシックを朝から聞くのは、どうなんだろう。朝だと、満員電車でぎゅうぎゅうになって熱かったり不快感が多い中で自分が好きじゃないものとか流れてると逆に気になっちゃいます。音楽聞きたい人はすでに自分の好きな音楽もう聞いてると思うので。」

こちらは少数派でしたが、すでに聞きたい音楽はアイフォンやアイポッドなどの音楽プレーヤーできいているから、今更BGMを強要しないでいいという声でした。

案外、BGMを使用することはシチュエーションや時間帯もあるので、意外と難しいものかもしれません。

中矢邦子

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!