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ここまで進化した「一石二鳥フィットネス」

森本毅郎 スタンバイ!

最近、かなり進化しているフィットネス業界。2月8日(木)、レポーター中矢邦子がTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で『一石二鳥型フィットネス』について取材報告しました。

★書道とフィットネスで「AIR SHODOU」

まずは、佐竹燿華さんが取り組むフィットネスのお話です

エア書道 佐竹燿華さん
『エア書道』です。ゲームとかで使われる赤外線センサーを利用して、手のひらを筆のように使って、赤外線センサーで位置を確認して空間に字を書く書道。太極拳のように、前に押し出すことで、墨の量が多くなるプログラムです。結構手も使うし、インナーマッスル=コアを使います。スポーツのようなアミューズメント感もあり、みなさん楽しんでいます。

こちらは「書道(習字)」と「フィットネス」の一石二鳥型。

ソフトを開発したのは広島の企業なんですが、そのソフトを使って書道歴27年の佐竹先生が「エア書道教室」を都内に展開しています。

太極拳のように体を動かし、手のひらを「筆」としてセンサーが感じとり、自分の目の前の空間に大きく文字を書くと、それがスクリーンに映し出されます。書道のプロの方からみても再現性の高い「止め」や「払い」や「かすれ」ができます。また、書いた文字はパソコンに保存されるので、データでもらえます。

私も実際にやってみました!「心」を書きました。

へっぴり腰…心が乱れているのか、最初は全く上手くかけず。(写真は何度目かの挑戦模様)

少しずつコツを掴み、なんとか心と読めそうです!

身体全体を動かすエア書道。普段、まったく運動をしないので、かなり良い運動になりました。

★エア書道体験者「汚れない・体全体使う」

では、実際に利用したことのある人に伺うと、こんな感想でした。

●「34歳です。難しい…自分では文字を書いているつもりが文字にならないので。しゃがんだり、立ったり、全身使いますね。ストレス発散したいときや、汚れないので、良いと思います。」
●「42歳です。かなり難しいけど、わかってくると面白さも出てきました。体全体を使います。腰と手とのセンサーの距離なので、かなりはいつくばって、足腰もかなり痛くなります。ケツが痛くなる感じです。」

今回答えてくださったお二人は、30~40代の方でしたが、動きがものすごい激しいわけではないので、ご高齢の方も参加も多いようです。

佐竹先生のエア書道教室は1年が経たちましたが、100名以上の参加があるほど人気なんです。

佐竹先生に私の苗字「中矢」を書いていただきました!

★歌いながらフィットネスする「kara-fit」

こうした「一石二鳥型フィットネス」は、調べたらほかにもありました。続いては、周防進之介さんが展開するフィットネスです。

kara-fit 周防進之介さん
『カラフィット』は、カラオケとフィットネスを融合して、歌いながら楽しくカラダを動かすというもの。運動するときに呼吸を止めてしまう人多いですが、運動の基本は呼吸です。カラフィットでは、カラオケ気分で口ずさみながら、歌うことでフィットネス、エクササイズを行います。

こちらは「カラオケ」と「フィットネス」の一石二鳥型。

周防先生は、過去に有名アーティストのバックダンサーもされた方でその経験と、早稲田大学大学院「人間科学研究科」の半田博士と共同開発して高齢者向けのゆるめの「介護予防・認知症予防のカラフィット」から、若い人向けの激しい「エクササイズ型のカラフィット」まで幅広く展開しています。

しかも、カラフィット用に「美空ひばりさん」の曲や、「AKB48」などアイドルの曲をオリジナルで編曲して、JASRAC登録もしている本格派なんです。今は、カラオケ館でも一部で導入されたほか、大田区や中央区では行政主導で「健康促進事業」として市民向けに公開していて、なんと半年先まで予約一杯だそうです!

★カラフィット体験者「楽しく声を出せて運動できるから良い!」

では、こちらも利用者に伺うとこんな声が返ってきました。

●「79歳です。ちょうどいいかな、楽しいし、歌いながら踊るっていうのはやっぱり新しいですよね。今まではほとんど体操って感じだから。」
●「73歳になりました。ずっとしゃべり通しで楽しいです。好きなのは「高校三年生」。あーかーいー夕日が校舎を染めてー♪」
●「76歳です。楽しいですよ。普段そんな声出さないし、歌ってないでしょ。お腹おさえて「あの頃は、は!」って面白いです。いまは怒鳴る子供もいなくなっちゃったから、こういう所じゃないと声を出さない。もう主人とは静かにしてるし、私は無視してます!あはは!」

元気な70代の女性3人組にお話を伺いました!周りは80代が多いそうです。お話されていたので多かったのは「家では旦那とも話さないから声出すと気持ちよい!」ということ…。

私も、お年寄り向けのコースで、1時間カラフィット体験しましたがイスに座ったままで手や足を動かしたりして歌うので、比較的簡単にできました。

会場には、60名近くの方が参加していて、みんな元気!!私よりみなさんパキパキ動かれていて置いてけぼりな気分でした。

★書道人口の減少に対抗!エア書道への想い

こうして最近「一石二鳥型フィットネス」が人気ということがわかりました。共通するのは「若い人からお年寄りまで幅広く参加できる」ということ。

というのも、書道もカラオケも共通するのは、誰もが馴染みある文化なので、そこにみんな試したことのある「フィットネス」をかけあわせたから入りやすいんです。

そんな馴染みある文化の一石二鳥型。よくよくお話を聞くとこんな悩みがあって、フィットネスとあわせたそうです。再び、エア書道の佐竹燿華さんのお話です。

エア書道 佐竹燿華さん
習字自体、若干縮小傾向にあります。書道人口も少なくなっていて、一概には言えませんがざっくりと1000万人いたとして、それが550万人くらい…ピーク時と比べると半分になっています。いらした方も「字を書くのって楽しいね」という声もあるので、皆さんが入りやすいアプローチ・機会を作りたいので取り組みをしています。少しずつは成果があるのかなと思います。

学校でも「プログラミング」や「英語」の授業が導入されたことも一つの要因で、年々「書道」をする人口が減少しているそうです。

そこで新しいスタイルのエア書道を展開し始めたところ、今ではエア書道から「リアルな書道教室」に通う人も増えてきたようです。

誰もが参加したくなる一石二鳥で「歌」や「書道」本来の魅力を知る。そして、エア書道に関しては、再びデジタルからアナログに戻るというのが面白い現象ですね。

中矢邦子

中矢邦子が「現場にアタック」でリポートしました!