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【平昌オリンピック】スピードスケートは、「低気圧」が勝負のカギ!?

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム。今回は、「平昌オリンピックと天気の関係」と題してお送りしました!

日本より寒い?平昌の天気

平昌は氷点下20℃を下回る日もあるなど、とにかく寒い!日本と緯度はそんなに変わらないのに、なんで?と思われる方も多いかもしれませんが…
▼シベリアに近いこと。
▼日本は、日本海が寒さを緩和。南から暖かい海流が流れてくるので、冬にしては海面が温かい。
▼シベリアからの寒気が、日本海を渡る間に水分を受け取り、雪雲が発達。日本海側で雪が降る。一方で、韓国はシベリアから陸続きで寒気が南下。水分を補給できないため、雪は少ない。
以上のことから、平昌は寒いわりに雪が少ないんです。

雪の多さ・少なさが競技の強さに関係あり

冬のオリンピック競技で、雪が多いところの出身者は「スキーが強い」、雪は多くないが寒いところの出身者は「スケートが強い」という傾向があります。韓国は、雪が少ないので、伝統的にスケートの選手が強いんですね。

日本国内でも、スケートの選手は、太平洋側の雪が少ないところで子供の頃を過ごした選手が多いんです。過去の金メダル獲得選手を見てみると・・・
▼羽生結弦選手(フィギュアスケート・ソチ) →仙台市
▼荒川静香さん(フィギュアスケート・トリノ)→幼少の頃に、仙台市へ。
▼清水宏保さん(スピードスケート・長野) →北海道帯広市
平昌オリンピック注目選手で見ると・・・
▼宇野昌磨選手(フィギュアスケート)→名古屋市
▼小平奈緒選手(スピードスケート)→長野県茅野市

やはり、雪が少ないところなんですね。

一方、スキーの選手は?過去の金メダル獲得選手を見てみると・・・
▼船木和喜さん(スキージャンプ・長野個人・団体)→北海道余市町
▼原田雅彦さん(スキージャンプ・長野団体)→北海道上川町
平昌オリンピック注目選手
▼高梨沙羅選手(スキージャンプ)→北海道上川町。

全て、雪が多いところなんですね!

天気が記録に大きく関わってくるのが「スピードスケート」

気圧が10ヘクトパスカル下がると、500m競技では0.1秒ほどタイムが縮まると言われます(空気の抵抗が少なくなるため)。ちなみに、普通の低気圧が来るとこれくらいは下がります。清水宏保さんは過去の試合で好記録を出したあと、「今日は記録が出ると思った」とコメントしたことも。→当日、猛烈に発達する低気圧が来ると知っていたから。

また、記録の出やすいリンク、出にくいリンクがあります。
過去のオリンピックでは、ソルトレイクは標高が高いため気圧が低く、「高速リンク」と言われました。平昌のリンクは標高が低いので・・・気圧の低さは期待できません。となると、低気圧待ち!?

記録に影響するのか?お天気に注目しながら、オリンピックを楽しんでみてはいかがでしょうか。