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”寒い””室内”で急増。”室内用テント”& ”室内低体温症”!

森本毅郎 スタンバイ!

寒さが少し緩む日もありますが、それでも夜寝るときや朝起きたときの部屋はまだまだ寒いですね。室内がこれだけ寒いと、今まであまりなかった現象というものが起きているのです。ユニークなものと、ちょっとこわいものがあるのですが・・・。

そこで、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!2月13日(火)は、レポーター近堂かおりが『 ”寒い” ”室内” で急増。”室内用テント” &  ”室内低体温症” !』をテーマに取材してきました。

★室内用保温テントが人気!!

まずはユニークものから。本来はあまり部屋で使わないものが、この冬、人気になっているのです。韓国製品を中心に輸入・販売しているワールドトレーディング株式会社の久保田明美さん(EC事業部)のお話です。

久保田明美さん
「最近では室内用保温テントというのが注目になっています。”バイマム”というブランド(韓国)がすごく暖かいと人気です。日本ではあまりなじみがないと思うんですけど、韓国では結構たくさん使われていまして、韓国でもバイマムの室内用テントがネットショッピングで紹介されてすごい人気になりました。今、平昌オリンピックも開催されてすごく寒い、日本でもすごく寒くなってきたので、本当に注文が多く入って在庫が切れてしまうぐらい、人気がある商品です。」

寒い室内で暖かく寝るためのテント!アウトドア用のテントを部屋の中で使っているのではありません。室内用に作った保温テントです。韓国は寒さが厳しいですから、冬になると家の中にテントを張って過ごすのが数年前からブームなのだそう。元々はアメリカのボストンの会社が開発した冬の室内用テントが話題になり、韓国で広がったようです。ボストンも冬の寒さが厳しさを増していますよね。韓国では複数のメーカーが室内用テントを発売していて、それがこの冬、日本でも売れているということです。

★テント内は+8℃!節電効果も!!

テントの中はかなり暖かいそうですよ。再び久保田さんのお話です。

久保田明美さん
「底ありタイプと底なしタイプがありまして、弊社で販売している底なしタイプは、布団の上にかぶせる感じになります。電気マットを使用すると、テント内は室温と比べると8℃も差が出ています。保温機能があるので、まず部屋全体を暖めて寝るときは暖房を消すという場合でも、この室内用テントですとテント内の暖かさは保てる。寝る空間だけ暖められるので節電に効果的というところが、人気の理由のひとつです。」

そんなに暖かいんですね!!ネット通販で室内テントを検索するとたくさん出てきます。ちなみにバイマムのテントはシングル、セミダブルなど小さめのサイズはすでに売れ切れ続出。今はファミリーサイズなど大きいものも売れているそうです。嬉しくてなかなか出てこないお子さんもいるとか。東京電力管内では、先日の大雪の際には、電気使用率95%になり、節電の呼びかけもありましたし、灯油の値段が高いとも聞きますから、節電という点でも注目されているのは納得です。

★この冬、室内での低体温症が多いです!

室内が寒い中で起きている、今までになかった現象。今度はちょっとこわいほうのお話。新聞やテレビで伝えられていたのでご存知の方もいると思いますが、最近、室内で低体温症になる方が増えているというんです。外ではなく”室内で”です。東京・板橋区にある帝京大学医学部附属病院・高度救命救急センターのセンター長、三宅康史さんにお話を伺いました。

三宅康史さん
「例えば雪山で遭難するとか酔っぱらって公園で寝入ってしまって低体温症になるというのが元気な方が低体温症になる典型例なんですけど、こういうのはむしろ少なくて、今は、おうちの中でなんとか生活している方が、寒波によって住んでいる部屋も寝ている部屋も室温が低くなって体温が徐々に奪われて低体温症に陥っているということです。温暖化しているというわりには、今年はドカ雪が降ったり非常に強い寒波が来たりしていますので、1月下旬ぐらいからはかなり低体温症の患者さんが我々の高度救命救急センターにも担ぎ込まれてきています。命に関わる危険度は熱中症より高いので、注意が必要です。」

熱中症はずいぶん注意喚起されていますが、低体温症で倒れる人がそんなに多いとは!驚きました。国内で低体温症で亡くなった人(つまり凍死した人)は、2000~2016年の間で、およそ1万6000人。これは実は、熱中症で亡くなった人の1・5倍なのだそう。しかも低体温症は雪山などで起きると思っていたら、7割は屋内で発症したケースだそうです。(2014年・日本救急医学会の調査。全国の救急医医療機関など91の施設に搬送された人705人のうち、屋内で発症した人が517人)。

★一人暮らしでなくても、危険はあります!!

患者の平均年齢は72・9歳。高血圧、糖尿病など、病気を持つ人が多いといいます。再び、帝京大学医学部附属病院の三宅さんのお話です。

三宅康史さん
「元気で普通にやっていらっしゃる方はまず大丈夫です。やはり高齢になって食欲が落ちてきている、体調が悪いという方の場合は、気を付けないと、一歩間違えると、低体温症+元々の病気の悪化ということで倒れているというのが、我々の救命救急センターに運ばれてくる患者さんです。はやり高齢者、ひとり暮らし、生活困窮者の方はリスクは高いです。では家族と一緒なら安心かと思うんですけど、家族がみてなんとかやっている方というのは、逆に言えば、家族のサポートなしにはやっていけない人です。家族がちょっと夜、室温の管理をし忘れたとか、ちょっと薄着にしてしまったというだけでも体温が下がってしまって、重症化するというケースは、実はよくあるんです。」

元気な人だと、寒いと体温が逃げていかないように体の中でエネルギーを燃やして熱を作りますけど、体調が弱っている人は、それができなくなりやすい。するとどんどん体温が奪われて、体が動かなくなって服を着こんだり、暖房を入れるということもできなって、さらに体温が低下するということなんです。また認知症の方だと寒さを感じにくいとか、寒くても人を呼ばないということもある。予防策としては布団や部屋を暖かく保つことですが、気を付けなければいけないのは、暖かい布団や部屋から急に寒いところに行くと”ヒートショック”の危険があります。(お風呂から出て寒い浴室で倒れるのと同じです。)上に一枚多く羽織るなど気を付けて。もし先ほどの室内用テントを使うなら、テントと部屋の温度差にもご用心!!

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。