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通信衛星に込められた、世界最高峰の頭脳たちの遊び心

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

いまから41年前の今日1977年2月23日。種子島宇宙センターで、人工衛星「きく2号」が打ち上げられました。数回の姿勢の修正を経た「きく2号」は、3月5日には、赤道上空の高度3万5千786キロメートルの「静止軌道」に投入され、日本で初めてとなる「静止衛星」となりました。

さてこの静止衛星とは、なんでしょう。静止衛星は、赤道上空で、地球の自転と同じ周期で公転します。そのため、あたかも上空に止まって見えるので、こう呼ばれているんです。放送や通信に使用され、また1点にとどまっていることから、静止衛星は気象情報を得るために非常に役に立ちます。

世界で最初の静止衛星は1964年8月にアメリカが打ち上げました。それ以前に、すでに通信衛星は実用化され「ケネディ大統領暗殺のニュース」の際に話題になったそうですが、日本とアメリカでの生中継は20分ほどしかできなかったそうです。1964年の東京オリンピックは、衛星生中継が世界に発信された初めての大会になりました。50年以上前からこんな技術があったということが驚きですね。

さて、日本の静止衛星でもっとも有名なのは「気象衛星ひまわり」でしょうか。テレビの天気予報の際に「気象衛星の画像をごらんください」「ひまわりの画像です」と衛星写真に写る雲の映像は、すごいですよね。「ひまわり」は1977年の「ひまわり1号」の打ち上げ以降、2016年の「9号」までが打ち上げ済みで現在は7号と8号が運用中です。9号は現在、バックアップ中で2022年から運用される予定です。

「きく」に「ひまわり」。お気付きの方もいるかもしれませんが、「きく」という名前は、お花の「菊」のことです。1号が打ち上げられた日が、9月9日で、これが「菊の節句」の日だったことから、「きく」と名付けられました。また、「宇宙に花開け」という願いも込められていたそうです。以降、愛称として「花の名前」が人口衛星につけられ、気象衛星には「ひまわり」と名付けられました。

すべての衛星の愛称が「花」というわけではないのですが、ほかにも通信用衛星には「さくら」、放送用の静止衛星が「ゆり」、観測衛星は「うめ」、測地実験衛星に「あじさい」、海洋観測衛星には「もも」と名付けられました。最高峰の頭脳が集まったであろう、プロ集団の可愛い遊び心。素敵ですね。

番組ではみなさんからのお便りをお待ちしています。
Eメールの場合は、番組ホームページから。
お葉書の場合は、郵便番号107の8066 TBSラジオ
『檀れい 今日の1ページ』までお送りください。

お便りを採用させていただいた方には、クオカード3千円分と、CMでお馴染みの曲「いすゞのトラック」のCDを差し上げます。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。