お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • コラム
  • 音声あり

『ウイイレ』が強いのは野球部、配合でダークドレアム3体作った『DQM』、小野塚勇人が語る懐かしのゲーム

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■サッカー部より野球部のほうが『ウイイレ』が強かった

「マイゲーム・マイライフ」に劇団EXILEの小野塚勇人さんがやってきました。以前、同じEXILE系列のグループである三代目J Soul Brothersの山下健二郎さんがゲストにやってきた回にて、「本職のラッパーは『パラッパラッパー』が下手」、「ダンス上手くても『ダンスダンスレボリューション』はできない」という話になったことがありました。偶然にも、今回も似たような話題に。


小野塚「ウイニングイレブンあるあるなんですけど、サッカーやってる奴がウイニングイレブンやるより、野球部の奴がウイニングイレブンやるほうが強いんですよ」

宇多丸「初めて聞いた(笑)」

小野塚「サッカーやってる分、どうしても戦略的にこう、こうしてこういう繋ぎ方をするというのが頭に入っているんで、そういうのをやりたくなるんですよ。でも、野球部のウイイレに対する脳って“ゲーム”なので、サッカーっていうよりも、ゲーム。(実際のサッカーの戦略は気にせず)ここから入れたほうが入る、とかできる」


宇多丸「ゲームとしてやれるんですね」

小野塚「そう、それで(サッカー部の奴が)負けちゃうんですよ」

あくまでもゲームはゲームで、リアルとは違うというのがよくわかるエピソードですが、VRを取り入れた昨今のゲームではまた変わってくるのでしょうか。気になります。

■毎日ドラクエモンスターズの配合のことしか考えてなかった

さて、小野塚さんが最もやり込んだゲームとした挙げたのは『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』。うわー懐かしい! 簡単に言うと、主人公(イルとルカ)がモンスターを従えて冒険するRPG。ゲームの面白さの根幹となるのは、モンスターの配合。配合とは、モンスターを二匹つがいにして卵を産ませる、ということ。プレイヤーは冒険の中でモンスターを入手し、それを配合することで、新たな強いモンスターを作っていくのです。これがまあ、ゲームボーイ屈指の時間泥棒なタイトルでして、まず、配合するにはある程度レベルを上げる必要があり、なおかつ強いモンスターほど手に入りにくいレアなモンスターを配合させなければならないため、とにかく骨の折れる作業を繰り返すことになります。

小野塚「スライムとスライムを配合するとキングスライムになる、とかの配合表が攻略本に載っているんですけど、一番最強なのはダークドレアムなんですね。これ(ダークドレアム)を配合するまでにめちゃくちゃ時間がかかるんですよ。僕これ3体持っていて」


宇多丸「わかっている人から聞くと、どれだけやり込んだんだ、という」

小野塚「めちゃくちゃ大変なんですよ。それを【+99】にして。この+の数字を重ねていくとどんどん強くなっていくんですけど、【+99】がマックスなんです。性格とかもあって、【おくびょうもの】とかじゃダメで、【ねっけつかん】っていう性格が最強で、その性格にさせるために、配合して配合して……配合に次ぐ配合で」

これは……、とんでもないことでございます。私の記憶が正しければ、確かこの【+99】といったプラス値は、ある程度レベルが高いモンスター同士の配合でなければ、数字が積み重なりません。その上、ダークドレアムの素材となる最強クラスのモンスターは、レベルが上がるのがべらぼうに遅い。それに、そもそもがダークドレアムの素材となるモンスター自体が激レアで入手困難。激レアモンスターAを配合して、激レアモンスターBを作り、さらにそれを配合して、激レアモンスターCを作り、さらにそれを配合して、と何十回も繰り返してようやく完成するのがダークドレアムなのです。性格の【ねっけつかん】にしても、ねっけつかんのモンスターを配合で生み出すには、親となるモンスターの性格が確か限られていたはず。モンスターの性格を変えるためのアイテムを使うか(これまたレア)、お目当ての性格になるまで配合を繰り返すか、をしなければなりません。そして、これはドラクエモンスターズシリーズあるあるなのですが、配合をして喉から手が出るほどほしかった新しいモンスターを生み出したら、すぐにそいつを素材にして配合して新たなモンスターを……、と気がはやります。が、配合で生まれたばかりのモンスターはレベル1。今すぐにでも配合したい気持ちを抑えて、ここから配合可能なレベルになるまで地道なレベル上げをしに行かなければならなりません。
こんな気が遠くなる作業を延々と行わなければならないダークドレアムが3体なんて……!


小野塚「ずっと毎日それしか考えていなくて、学校行ってるときも教科書読みながら(モンスターズの)配合表を見て、今日は誰を配合して、どこのダンジョンに行くかって考えて」

宇多丸「ははは」

小野塚「友達とも『お前今日どこ行く?』って。公園とかじゃないんですよ。どこのダンジョン行くの? みたいな」

そうでしょうよ。ダークドレアム3体も作っていたら、公園なんか行っている暇、ありませんって。

マイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

小野塚「スーファミのドラクエ5があったんですけど、僕が引っ掛けたかなんかでデータが消えてしまって、兄貴が怒り狂って、それを見たお父さんが『ゲームごときでそんなになるな!』ってスーファミ本体をバーン! って壊してしまって……」

宇多丸「あるあるですね」

小野塚「それで、ゲームって人を狂わせるんだな、って」


文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

ピックアップ